ミストラル・コア(ワイドショット/収束レーザー)

使用者:和泉 怜


近・中距離戦闘で効力を発揮するストライクトンファと同じく開発された次世代兵器。展開式の独特な可変口径に、2種類のカードリッジを装着することで様々な戦局に対応することのできる中・遠距離専用射撃武器。
翡翠のカードリッジを装備することで可変口径が展開するワイドショットは、メーサーが拡散・分散することで広範囲、複数の敵への同時攻撃が可能になる兵器だ。これは、X星人の操るガイガンの『拡散光線・ギガリュームクラスター』を参考に開発されたといわれているが、未だ解明されないX星人の高度な技術力をどのようにして実現させることができたのかは、今の所表明されていない。それを知るには、M機関の暗部に足を踏み入れる必要があるかもしれない。
二つ目は、ワイドショットとは逆に口径を閉じることでメーサーの威力を一点に集中させる収束レーザー。カードリッジの色は檸檬色。こちらは大型怪獣などの強力な相手が現れた場合に主に使用する。いかなる厚い外殻をも貫くこのレーザーは、遠距離への攻撃も粒子が分散させずにその威力を保つことができる。しかし、その細身故その命中率はワイドショットと比べ遙かに低い。
弾薬などのコスト削減のために採用されたこのカードリッジ式転換兵器だが、その特殊性故に逆にコストが膨れ上がってしまい、現在量産化は見送られている。

将来、この2つの兵器が汎用化されれば、防衛軍の戦力はまさに死角なし、不落の要塞と化すだろう。しかし、その分お互いの役割を尊重しあい、パートナーを信頼することが必要になってくる。パートナーを無視した独断的な行動や、パートナーの領分を侵すような行為をしているようでは、この2つの武器の性能を生かしているとはいえない。つまり、人間の信頼性が最も重要なのだ。
現在は家城由美子と和泉怜の持つ一対のみだが、そのコンセプトどおり、2人の抜群のコンビネーションは、2つの性能を最大限に引き出しているようだ。
最終更新:2008年09月13日 18:12