限定(げんてい)とは、クイズの問題文において、導き出される答えを一つに絞ること。たとえば、
という問題文は、「王貞治」「衣笠祥雄」「長嶋茂雄」「松井秀喜」という4つの答えがあり、
一問一答の問題として適当ではない。このような問題を「
限定ができていない」「
限定が甘い」などという。
導き出される答えを一つに絞るためには、
- 連続試合出場世界新記録の達成により、国民栄誉賞を受賞したプロ野球選手は誰でしょう?(正解:衣笠祥雄)
- 1987年に時の中曽根内閣から国民栄誉賞を受賞したプロ野球選手は誰でしょう?(正解:衣笠祥雄)
など、情報を加えたり問題文を改良したりする必要がある。これを「限定する」という。ただしこのとき、正しく限定できているかについては精査する必要がある(たとえば、1987年に中曽根内閣から国民栄誉賞を受けたプロ野球選手がほかにいないかどうか)。
限定の例外
常識の範疇
「地球上で」「現在」「日本の」など、特に言わなくても常識的に認識される文言は省略される。たとえば
という問題は、台湾が日本統治下にあった時代では「新高山(玉山)」が正解であったが、特に言及がなければ現在の「富士山」が正解となる。
問題文のスリム化
『
クイズタイムショック』においては6秒(実質5秒)以内に1問を読むため、問題文が極めてスリム化されている。必然的に限定の甘い問題が多くなるが、回答者も要求される答えを読み、機転を利かせて答える必要がある(この意味ではなぞなぞやゲーム的な要素も含む)。
関連項目
最終更新:2016年02月05日 22:13