「イカタコウイルス」摘発、2万人が感染被害

 コンピューターウイルスを作成し、感染したパソコンのファイルを破壊したとして、警視庁は4日、大阪府泉佐野市中庄、会社員仲辻雅人容疑者(27)を器物損壊容疑で逮捕したと発表した。

 逮捕は2日で、ウイルス作成者に同容疑を適用するのは初めて。仲辻容疑者は2008年1月、原田ウイルスの作成者として著作権法違反容疑などで逮捕され、有罪判決を受けて、執行猶予中だった。調べに対し、「5万人くらいに感染させた」と供述、同庁は現在も被害が拡大しているとみている。

 発表によると、仲辻容疑者は今年5月23日頃、大阪府泉佐野市の自宅で、自ら作成したウイルスを入れたファイルを、ファイル交換ソフト「ウィニー」に仕込み、同6月23日にダウンロードして感染した北海道内の無職男性(37)のパソコン内にあったデータファイルを破壊した疑い。

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最終更新:2021年09月26日 16:39