吸血鬼

“夜の王”“不死者王”とも呼ばれ強大な力を持つ魔族。
吸血鬼は真祖、眷属、死徒、屍人の4つに大きく分類出来るが、極稀に吸血鬼と多種族の混血(ダンピール、或いはハイブリット)の存在も確認されている。

その起源は古く、一説によれば人類で最初の殺人者カインが死後に地獄での贖罪を免れる為、自らの肉体を明け渡した悪魔こそ最初の吸血鬼とされる。
カインの正統なる末裔は真祖とも呼ばれ、同種の吸血鬼よりも特に強い力を持つが弱点も多く、高位の聖職者により聖別された純銀や聖水は天敵。
月の満ち欠けにも力は大きく左右され、一般的には月が満月に近付くほど大きな力を持ち、満月の晩には怪物の王と呼ぶに相応しく他の魔族を寄せ付けない力と魔力を発揮するが、月が欠けほとんど出ていない晩は最大で半分以下にまで弱体化してしまう。

しかし、最も警戒すべき月齢は月の出ていない新月である。
天空に煌めき最盛を迎えた黄金の月が衰え、そして死に絶える日である新月は同時に新たな月へと蘇る日であることを象徴する。
生と死が折り重なった新月は真祖の生と死をも曖昧で無意味なものにし、その呪力を得て完全な不老不死となる。

神の祝福を受けた純銀のナイフも聖水もこの夜に限っては意味を成さず、どんなに優れた狩人も高位の聖職者も教会の結界の外へは決して出歩かないと言う。

多くの魔族がいる中でも吸血鬼が特に危険視される原因として、能力の一つに(当然個体差はあるが)生者を仲間に引き込むことが出来るというものがある。
真祖に血を吸われ吸血鬼として新たに生を与えられ隷属を強制された眷属、真祖や眷属に噛まれ吸血鬼として生まれ変わりながらその支配を逃れた死徒は時に新たな死徒と、
生者の血を求め彷徨う自我無き屍人を増やす。
特に屍人は一匹迷い込んだだけで生者の血を啜りながら屍人を増やし、一夜のうちに町一つを喰らい尽くすこともある。
魔族や異形を狩る者達の中に吸血鬼狩りを専門にする者が多いのは、この伝染病の如き感染力にある。


以下、現在確認されてる吸血鬼
+ 真祖
  • ティリエル・エヴァーハート
  • リオンクール・エヴァーハート
+ 眷属
  • コレット・バスカヴィル(ティリエルの眷属)
+ 死徒
  • ヴィト・プロヴェンツァーノ
+ 混血
  • ベルフラウ・シャルトリュージュ(吸血鬼と人間のハーフ)
  • フレデリック・ディオール(吸血鬼と人間のハーフ)


  • 名前が抜けてたり、自キャラの分類違うよーって場合はコメントください -- 壱姫 (2014-01-20 23:49:58)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年03月07日 00:47