魔法と魔術

今より一万二千年前のオルゴラム大陸に存在したと言われる古代文明の業、それが"魔法"である。虚数空間に干渉し物理法則は疎か事象発生の有無すら自在に操る奇跡に等しいものでそれを扱う事の出来る人間達は自らを神と崇めそうでない者達を支配下に置く事で一大文明を築き、その上で空に大陸を浮かべ世界を我が物顔で統治していたと言う。このまま研究が進めば世界の真理まで解き明かすと思われていたが突如現れた魔族との全面戦争を切欠に古代文明は滅亡し残された魔法に関する記述も当時の人間の手でその大部分が消去された。

しかし魔法の利便性故か一部の人間や魔族を通じて魔法は「予め構築された術式に則り魔力を込める事で誰にでも使用可能な低燃費、低威力の限定的な力」後の"魔術"や「神聖霊に干渉し形を持った存在として現界させる」"召喚術"を生み出す事になる。

またヴァンレシアやアマツでは四季戦争以前から歴史的繋がりを持たない筈にも関わらず魔術(法術)や"氣術"が存在しヴァンレシアに至っては過去に魔法を用いていたと思われる記述が残されている。

その一方で純粋なインゴット人は魔力を持たない為、インゴットに置ける魔法や魔術の存在は近年まで認知されていなかった。(但し政府側では極秘に召喚術を扱える先天的因子所持者の家系を支持していた事もあり謎も多い)

現代に置いて研究が進みより魔法に近付けた性質を持ち、各政府より公での使用を禁じられた"禁術"の存在や魔力を持たないインゴット人でも別の動力源を流用し機械の力で魔術を行使する"魔科学"など様々に枝分かれした派生形が生み出されつつある。

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最終更新:2014年01月21日 00:31