ヴァンレシアン・アサイラム

今も尚根強い差別の目が向けられている亜人の地位向上を目的として設立された団体。創設者はシシナ・ウラハ。
寄付金やヴァンレシアの美しい景観を売りとした慈善観光ツアーの収益金を活動資金とし、奴隷として売り買いされている亜人の開放・保護や貧困に喘ぐ亜人への職の斡旋・職業訓練、ヴァンレシア国内ではインフラ整備や学校設立等の平和活動を精力的に行っている。
又、統一機構から正式に認可が下りている私的警察部隊を保有しており、悪質な奴隷商の摘発やアジトの急襲も主要な活動の一つ。尚、拘束した犯罪者は当然統一機構に引き渡している。

設立された当初より(不法な団体への敵対行為を除いて)暴力的な活動を否定し言論を武器として亜人の地位向上に努めてきたが故に、亜人のみならず人間達からも広く支持を得ている。
が、一部の高所得者やマフィア等古くから亜人を食い物にしてきた者達からは当然目の敵にされており、支部がテロの標的となる事も少なくない。
又長年活動しているにも関わらずなかなか変わらない現状に憤りを噴出させ過激な行動に走る亜人も決して少なくないが故に、その活動は決して順風満帆とは言えない。