カリス(聖杯)教会

オルゴラムを創造したとされる神の血、及びそれを受ける杯を聖なるものとし信仰する宗教。
オルゴラムの国教としても広く信仰されており、四季同盟結託後は他国にも徐々に受け入れられている。

基本的な教義は天から生まれたとする神の子 救世主ナザレの教えに基づいている。
ナザレの言葉によれば大地から生まれた人々は生まれながらに罪人であり、その罪は神の血の祝福でのみ許されるという。
その祝福を受ける為の魂の在り方や考え方などが基本的な教義となる。

その一方で魔術師、とりわけ『魔法』を目指す者を異端視している。
教会の主張では天の人は唯一ナザレのみであり、大地から生まれながら大陸を浮かべて神の領域を侵しただけでなく、神が封じた混沌の扉を開いたことで神罰を受け滅んだ『魔法使い』は決して許されざる存在であるとのこと。
過去には幾度なく互いに血を流し合う激しい対立を繰り返しており、中でも『魔女狩り』と呼ばれる大規模な魔術師排斥運動などもあったが四季戦争以降は双方一定の歩み寄りによって大きな争いは起こっていない。
近代に入ると教会内に『異端審問部』を一度解体して新たに設立し、魔術による殺人や窃盗、破壊行為を行った魔術師や秘蹟を悪用した聖職者を取り締まって罰し、暴走を抑える警察組織としての役割も果たすようになった。

異端審問部以外の内部組織としては人々の脅威となる恐ろしい魔族の監視、殲滅を行う『聖堂騎士団』、魔族狩人の認定と支援を行う『聖洗修道会』などがある。
種族も富める者も貧しい者も差別することなく手を差し伸べ、恐ろしい魔族に脅かされる人々を命懸けで救う聖職者達の姿は信者でなくとも多くの人たちの心と生活の支えとなっている。

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最終更新:2015年04月12日 15:04