~「A Day At The Races」リリースと北米ツアーの開始~
1976年12月10日、全英で「A Day At The Races」がリリース、
その8日後には北米でも「A Day At The Races」がリリースされ
ている。
年が変わって1977年、年明け早々に<Queen>は渡米し、1月13日
から開始される北米ツアーのためのリハーサルに入る。
これまでならば、英国→欧州→北米→日本や豪州といったツアー
スケジュールが組まれていたが、この「A Day At The Races」
リリースに伴うツアーでは、米国→欧州→英国と逆パターンとなって
いることに加えて、日本公演はなかった。
すでに人気が確立している日本はとりあえず、米国での人気確立
を目指したとする文章も見たことがあるが、このツアーから「The
Game」ツアーまで、北米大陸を最初のツアー地に設定しているのは
確かである。
そうして開始された北米ツアーだが、「Queen Lizzy Tour」と
銘打たれている。
このツアーの前座は<Thin Lizzy>であったのだが、当時英国の
Elizabeth女王の戴冠25周年で、その女王の愛称の一つがLizzy
だったので、それにかこつけてのツアー名である。
~ツアーの状況とセットリスト~
ツアーは1月13日のMilwaukeeから始まったのだが、あいにく
大寒波が襲来しており、1月29日の公演は寒波のためにライヴ用
の資材を輸送している船が着岸する港が凍結するなどしたため、
中止になっている。
このツアーは、1月開始の3月終了、東海岸から西海岸へと移動
していく行程など、1975年の<Led Zeppelin>の北米ツアーと似た
ようなツアー過程を経ているが、<Led Zeppelin>も1月中はメン
バーの体調不良などで苦しみながらのツアーとなっており、ツアー
序盤にトラブルが発生というところまで似た状況となってしまって
いる。
そんな当ツアーでのセットリストは
01.A Day At The Races Intro
:Tie Your Mother Down
02.Ogre Battle
03.White Queen (As It Began)
04.Somebody To Love
05.Medley
:Killer Queen
:The Millionaire Waltz
:You're My Best Friend
:Bring Back That Leroy Brown
06.Sweet Lady (ツアー序盤は02の次に演奏されていた)
07.Brighton Rock (Incl:Guitar Solo, Son And Daughter)
08.'39
09.You Take My Breath Away
10.White Man
:The Prophet's Song
11.Bohemian Rhapsody
12.Stone Cold Crazy
13.Keep Yourself Alive
14.Liar
15.In The Lap Of The Gods . . .Revisited
16.Now I'm Here
17.Big Spender
18.Jailhouse Rock Medley
19.God Save The Queen
となっており、新規セット入り曲は3曲と意外に少なめ。
また、このツアーから11が通しで演奏されるようになって
いる(ただし、Introはカット、Opera Part中はテープで、
と本当の意味で最初から最後まで演奏しているわけではない)。
なお、このツアーではFlick Of The Wrist、Lazing On A
Sunday Afternoon、Doing All Rightがセット落ちしている。
最終更新:2024年12月08日 12:21