テスーの魔獣

http://www.questnotes.net/scenario/1a661b7b-f2de-4caa-a9a0-09c6fb392a78
参加者:エミール、タルウィ、オレンジ、スカァサ

エミール:今日も依頼解決に行こうと思うのですが、どなたか一緒にいかがですか?
タルウィ:付き合うぞ
オレンジ:行きたいかも
スカァサ:行こうか?
タルウィ:そこの帽子二人は名前を知らんな
スカァサ:スカァサ、旅人
オレンジ:みかんです
タルウィ:スカァサとみかんだな、タルウィだ。足を引っ張るなよ
エミール:オリエンタルなイメージですね。私はエミール。よろしくお願いします

4人は連れ立って冒険者の宿へ向かう。別の冒険者グループとすれ違ったところ、不穏な会話が聞こえた。「聞いたか?またやられたってよ、例の魔獣に」「おいおい、勘弁してくれよ。今月に入って何人目だ?」「さぁな。何にしても、もう初心者じゃあの森に近づけないな」

エミール:テスーの森に強力なモンスターが現れた…と噂していましたね。冒険者になったばかりの若者が、痛い目にあっているようです
オレンジ:ほうほう
タルウィ:強力なモンスターか
スカァサ:あら、モンスター?私弱いわよ
タルウィ:弱いなら前に出ないことだな

雑談を交わしながらたどり着いた「羊のしっぽ」では、店主のアルマがため息をついていた。

GM:アルマ「ふぅ…困ったわね…。あら、いらっしゃい。クエストを受けるの?」
エミール:ええ。いつものように、近くのゴブリンを倒して来ようかと
GM:アルマ「そのクエスト…テスーの森ね…」
タルウィ:ゴブリンか、暇つぶしにしかならんな
オレンジ:私にはちょうどよいです
GM:アルマ「実は、テスーの森に強いモンスターが出てるみたいなの。だから、今あの森に行くことはお勧めしないわ」
エミール:…噂の怪物ですね。タルウィも満足できるかもしれませんよ?

テスーの森といえば低レベルのゴブリン程度しかいない森のはずだ。リーンに来たばかりの冒険者なら手始めに必ずあの森に行く…。そのモンスターを退治しなければ犠牲者は増えるだろう。

GM:アルマ「冒険者さんにクエストを受けるな、とは言えないから止めはしないけど、くれぐれも気を付けてね」
スカァサ:ああ。周囲の警戒はした方がいいわね
エミール:では、行ってきます

冒険者達はその足でテスーの森に向かった。特に変わりは無いように思える。

エミール:とりあえず、いつものゴブリン退治ですね
オレンジ:ゴブリンだけならいいのですが
タルウィ:ふん
スカァサ:さっさと行って掃除してしまえば会わないでしょう

森の奥に進むと、ゴブリンの集団に遭遇した。
⇒アクティブシーンに移行します。

スカァサ:…多いわね
タルウィ:多いな
エミール:ああ、シャーマンもいます
オレンジ:むう
エミール:ゴブリンと油断せず、参りましょうか
タルウィ:おう
オレンジ:了解しました…
スカァサ:とりあえず左のシャーマンは寝かせておくわ。痛いのは嫌だもの。

オレンジの支援魔法とタルウィの軽快なステップが仲間を勇気づける。エミールは武器を構えて前進し、スカァサの誘眠魔法がゴブリンシャーマンを捉える。

スカァサ:おやすみなさい
タルウィ:よくやった。さて、踊りな!ソードダンス!
オレンジ:ぶらーば
スカァサ:ブラーヴォ
エミール:いつもながら美しい剣技です
スカァサ:じゃあこっちはゴブリンに一撃、奥のシャーマンは任せるわ。マジックアロー!

冒険者達はあっけなくゴブリン退治に成功した。

タルウィ:片付いたな
エミール:終わりましたね
スカァサ:依頼完了ね
オレンジ:あっさりでした
エミール:ええ…しかし、せっかくなのでその魔獣とやら、探してみませんか?まだ我々には余力がありそうです
スカァサ:あら、英雄願望かしら。男の子なのね
エミール:ええ。英雄になるのもいいですね
オレンジ:興味本位で行くものなのでしょうか…むむ
タルウィ:アタシは戦いがあるならなんだって構わないさ
オレンジ:…怪我をしても、知りませんよ
エミール:情報だけでも…当局が買ってくれるかもしれませんから
スカァサ:そうね、じゃあ行きましょう。男の子に付き合うのも良い女の条件だもの
オレンジ:結構です…付き合います
スカァサ:エミール:ありがとうございます。ではもう少しだけ、お付き合いください
タルウィ:いいだろう

4人は更に森の奥へと進む。

タルウィ:だいぶ奥まで来たな
スカァサ:そうね
エミール:何もいませんね…安心したような残念なような
オレンジ:はぁはぁ…山登りはこたえます
エミール:あぁ、すいません。気遣いが足りず
スカァサ:ヒールで来るんじゃなかったわ

ゴゴゴゴゴゴゴ…何やら背後から、地鳴りのような音が聞こえる。

タルウィ:む
エミール:!
スカァサ:あら
オレンジ:なん

振り返ると、巨大な物体が猛スピードでこちらに向かってきている!魔獣は目前に迫っている!

エミール:ああ!皆さん避けて!
スカァサ:きゃっ

冒険者達がそれを躱すと、魔獣はそのまま通り過ぎ、急停止すると、またこちらに向き直り襲いかかってきた!
⇒アクティブシーンに移行します。

GM:魔獣「ブフーーッ!!ブフーーッ!!」
オレンジ:ひゃぁ…
エミール:うわ!来ます!
タルウィ:小癪な真似をしてくれる
スカァサ:…ハァー…紫の、イノシシ?
スカァサ:イノシシね
タルウィ:でかいな
エミール:何かの瘴気か…変なものでも食べたのか…魔法の産物という可能性も

エミールは魔獣に武器を叩きつけて頭蓋骨を砕き、スカァサのスリーピングがその意識を奪う。

スカァサ:おやすみなさい
タルウィ:ナイスだ。次はアタシの力を貸してやる(カーテンコール)
オレンジ:わ、私も一発…肋骨、この辺でしょうか。骨砕き!
スカァサ:怖いわこの子
タルウィ:終わりだ。くらいやがりな!
GM:魔獣「ブモォォォォォォ!!!」

止めの一撃を受けた魔獣は断末魔の叫びをあげ、息絶えた。これで犠牲者を出すこともなくなるだろう。

オレンジ:あら…流石ですね
エミール:あぁ。悲痛な叫びだ

依頼解決の報告のため、アルマの元へと帰り着いた。

GM:アルマ「お帰りなさい。結局テスーの森に行ってきたのね」
エミール:ええ
GM:アルマ「安心したわ、無事で良かった…もう魔獣が退治されるまでは無理しちゃダメよ!」
エミール:ふふふっ
GM:アルマ「え!?退治したの!?もう!無茶してっ!でも、ありがとう…これで気兼ねなくクエストを紹介できるわ♪」
タルウィ:まあアタシ達が力を合わせればこんなものだろう
オレンジ:全く無茶を…
エミール:恥ずかしながら最近万能感が…
スカァサ:英雄になれた気分はどう?
エミール:そうですね。なかなかに気分の良いものです
スカァサ:ふふ、これを繰り返せば、いつか本当の英雄になれるかもね
エミール:ええ。足を掬われないように注意しながら、歩んでまいります。みなさんありがとうございました

⇒クエストクリア!
最終更新:2016年11月08日 17:35