2003/03/29 くじらライブ

セットリスト

  1. ピース
  2. ともだち
  3. 少年
  4. 満月
    (MC1・大阪ライブ)
  5. アザミ
  6. ナガラリバー
    (MC2・楠さんをHPに)
  7. 木星クラブ
    (MC3・楠さんストーンズのライブへ)
  8. たまねぎ
    (MC4・ドラムセット)
  9. 電球王国
    (MC5・次回ライブの告知)
  10. たまご
  11. パノラマ
  12. ヨコハマ
  13. 島の娘
  14. KAPPA
  15. DRAGON
  16. SANSO
  17. 夢見るための花
    アンコール
  18. サボテン
  19. キノコ

レポート(やっき)

東京では今年はじめてのくじらはいつも以上の盛況でした。これって小峰さん効果なんでしょうか。早めに会場に着いたのでいい席を取れたけれど、下手したら立ち見でしたよ。小峰さんはゲストとして途中から入るのかと思ったら、全曲参加でした。この人も年齢不詳ですよねえ。一児の母とは思えません。

ライブがはじまって、いつもより大音量なので驚きましたが、よく考えてみるとここで3人くじらを観るのははじめてだったんですね。小峰さんのアコーディオンもあって、非常に厚みのあるサウンドになっていました。杉林さんは最初からはじけていて、選曲も勢いのあるものが多かったような気がします。後半は特に「パノラマ」あたりからMCもなく突っ走って、いままで観た中では一番パワフルでした。

楠さんは民族楽器風の中がすぼまった感じの太鼓が2つ(あと向かって右側にもうひとつなにかあったと思うのですが、私の席からは見えませんでした)がメインで、あとはバスドラ、シンバル、ウィンドチャイムという構成。基本は手で叩いていましたが、先の割れたスティックを使っていた曲もありました。シンバルを手で叩くのはかっこいいですね。松永さんはいつものように隅で渋いプレイをしていましたが、「少年」のとき、楠さんとアイコンタクトでラストを合わせたところ、松永さんの方が1音多く弾いてしまいベースの音だけが響いて思わず苦笑していました。うーん、このコンビでもこういうことがあるんだなあと(松永さんには悪いけど)ちょっといいものを見た感じです(笑)。

小峰さんのコーラスは最初ちょっと聞こえづらかったんですけど、席の関係でしょうか。しかし、「満月」「電球王国」でのコーラスは凄いものがありました。エキゾチックな感じの、くじらだと「BUFFALO」(「CIRCUS」に収録)で、ザバダックだと「easy going」の間奏で披露しているような声。声が大きいのでマイクから離れてましたけれど、それでも会場の空気を一変させるような迫力で鳥肌が立ちました。楠さんのコーラスが陰影を付けてボーカルを立体的にみせるものだとすると、小峰さんの場合は彩りを与えて楽曲に新たな魅力を作り出すタイプですね。「満月」にしろ「電球王国」にしろ、妖しさ倍増というか(笑)、艶やかなものになってました。このバージョンでレコーディングしてほしいなあ。

ちょっと残念だったのが、小峰さんが参加した「CIRCUS」からの曲がなかったこと。アンコール時に「CIRCUS」をリクエストした人がいたのですが、小峰さんも覚えてないということで実現しませんでした。そういえば、ライブでこのミニアルバムからの曲をやることはあまりないような気がします。名曲ぞろいだと思うんですけど、杉林さん気に入ってないんでしょうか。

MCのメモ。大阪ライブの感想では、ホームページの掲示板でも書いていた大阪のディープな町のこと。相撲部屋と間違えて組事務所に入ってしまい、笑顔で走って逃げたとか、ライブ会場のところにある廃墟みたいな遊園地のこととか。会場に大阪からいらっしゃった方がいて、杉林さんが泊まったところは1泊2000円でかなり上等なところで(笑)、1泊500円というところもあるなんておっしゃっていました。ホームページの掲示板に楠さんを登場させるという一大プロジェクト(笑)では、杉林さんの説得に「前向きに検討します」という政治家みたいな答弁(笑)をした楠さん。先日、ストーンズのライブにいったそうで、なかなかよかったとのこと。どうやら家族で行ったらしいのですが、温泉へ行くかストーンズへ行くかで家族会議になり、最後の機会かもしれないということでストーンズになったようです。で、ストーンズの話題が続いたので、次の曲はストーンズに捧げようなんて言い出したのですが、次の曲は「たまねぎ」だったので会場爆笑。楠さんのドラムセットはいつもより豪華だという話。バスドラにタオルを入れて大きい音が出ないようにしていました。杉林さん曰く初期のくじらの頃のようなセットということです。次回のライブ告知。5月23日(金)に渋谷7th floorで柳原陽一郎、二階堂和美との共演だそうです。

今回は開演時間が早かったこともあって、終電まで余裕があり、アンケートも書けました。小峰さんがこのあとマンダラで斎藤ネコカルテットのライブに参加すると言ってましたので、その関係で早まっていたのでしょうか。いつもこの位に終わってくれると終電が早い私としてはとても嬉しいのですけれど。5月はまだわかりませんが、都合がつけば絶対行きます。

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最終更新:2005年04月28日 22:56