2003/04/09 ZABADAK LIVE 2003 花見前線北上中Vol.2
- 出演
- 楠均(vocal, guitar, percussion, chorus)、青木孝明?(vocal, guitar, piano, bass)、小峰公子(vocal, chorus, accordion, piano, tambourine)、杉林恭雄(vocal, guitar)
- 会場
- Open/Start
- Charge
セットリスト
- (楠ソロ)
小さい宇宙
- ?(新曲)
- 君の名はジェシカ(original:The Allman Brothers Band "Jessica")
(青木ソロ)
- ALL AROUND THE WORLD IN A DAY
- ミラージュ
- RESET/REPLAY
- ドライヴ
(小峰ソロ)
- 光降る朝
(楠・青木合流)
- 光の庭で
(杉林合流)
- 星の約束
- 遠い音楽
- アザミ
- たまご
MC
- 双子の星
MC
- 星ぬ浜
- DRAGON
- SANSO
- Tears
アンコール
- サボテン
- easy going
レポート(やっき)
吉良さん肺気胸のため、急遽杉林さんが出演しました。
吉良、青木、楠によるTRIO編成での公演の予定だったのですが、一週間前に吉良さんが入院してしまったために、小峰さん、杉林さんが参加して
zabadakの曲を織り交ぜつつの変則的な公演となりました。おかげで普段観ることのできないステージになりました。
まず登場したのは楠さん。マンドリンをバック(録音)に「小さい宇宙」。吉良さんよりもメロウな感じ。そして今日のために書き下ろしたという2曲を、リズムボックスとギターで。楠さんらしい広がりを感じさせる世界です。地平線が見えました。これはカイバレス復活への布石と考えていいのでしょうか。今後の動向が気になります。
続いて青木さん。
zabadakをやるのかな、と思いましたが、すべて青木さんの曲でした。1・4曲目はギター、2・3曲目はピアノによる弾き語り。「僕のピアノはスリリングです」と言っていましたが、なかなかよかったです。歌はロマンチックでした。
小峰さんは登場してまず病状報告。酒好きで知られる吉良さんなので、きっと肝臓の病気だと思われるに違いないから、きちんと病名を報告するように言われたそうです。チューブを身体に入れた状態ではあるものの、外出も可能らしく、出演も検討されたそうですが、やはり断念されたとのこと。しかし、酒が飲めないので肌のつやは普段よりいいんです、と会場を沸かせていましたが、やはり家族の入院というのは大変なんでしょう、後のMCのときには息子の入学式もあったのだけどほとんど覚えていないと言っていました。キャラメルボックスの俳優の結婚式以来というピアノの弾き語りで「光降る朝」。その後楠さん、青木さんが合流して「光の庭で」。いずれもしっとりと歌い上げていました。
さらに杉林さんが加わり「星の約束」「遠い音楽」。サウンドはまさにzabadakワールドなのに歌声がくじらワールド。すごい不思議。練習時間がなかったからか、最初はちょっと遠慮気味な気がした演奏ですが、だんだん乗ってきました。くじらの曲はおそらくはじめてと思われる青木さんもばっちり。「
たまご」などいくつかの曲ではギターに持ち替え、渋くサポートしていました。
「双子の星」は小峰さんのこぶしをきかせたすごい迫力のボーカルに、青木さんのブルージーなギターがさらに盛り上げて異様な雰囲気になりました。小峰さんは土俗的と言っていましたが、もっと妖しい感じでした。同じく小峰さんボーカルの「星ぬ浜」は沖縄テイストの入った曲でやさしい歌声です。楽器を替えるように声の色を変える小峰さんの表現力はいつもながら惚れ惚れします。
そして杉林さんの「
DRAGON」「
SANSO」「Tears」で一気に盛りあがりました。「Tears」はzabadakの曲ですが杉林さんが作詞したもの。「ぼくらは歌を歌えるから」というフレーズが響きます。
アンコールは「
サボテン」と「easy going」。それぞれくじらとzabadakの盛り上がる曲の筆頭に挙げられる曲。落ちついた店の雰囲気からか、スタンディングは全然なかったのですが、このときはさすがに立ちあがる人が多かったようです。「easy going」は、終わった後に杉林さんが再びサビを歌い始め、すでに立ちあがりかけていた楠さんが慌てて戻ったりなんてことも。
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最終更新:2005年04月28日 22:58