クジラの増減に関してIWC科学委員会の合意はない

クジラの増減デマ

セリフ例

殆どのクジラに対して、その増減に関してのIWC科学委員会の合意はありません。
つまり科学的には「増えているんだか減っているんだか分からない」ってことです。

論破用コピペ

クジラの「増減推定」にIWC科学委員会の「合意」は必要ありません。科学委員会はそのたびに多数決で増減を決めるわけではないからです。実際、合意がなくてもIUCNはレッドリストを格下げしていますし、増減傾向の判断もしています。IWCのサイトでも増加が確認されています。https://iwc.int/about-whales/population-status

概要

「クジラの増減はIWC科学委員会が合意していないから科学的には増えているのか減っているのかわからない」という詭弁。「科学は多数決で決まる」という中世的思想に基づいている。

解説

「合意がない」=「わからない」ではない

IWC科学委員会で合意に至っていないという事実は、「データが存在しない」「増減が全く不明」ということとイコールではない。合意とは、政策決定や報告文書において委員間で一定の見解を共有するという政治的・手続き的な行為であり、科学的な分析やモデルが存在しないことを意味しない。
IWC科学委員会には、各国の代表が参加しており、そこでは科学的分析を基にしても、政治的・利害的な理由で「合意」できないケースがある。このため「合意がないから科学的に不明だ」というロジックは詭弁である。

実際のIWCの評価

IWCのStatus of whalesを見ると、いくつもの鯨種で「increase」「increasing」(増加)の文字が確認できる。つまり「増えてるんだか減ってるんだか分からない」はデマである。

IUCNの評価

絶滅危惧種をリストアップし「レッドリスト」を作成しているIUCNは、いくつかの鯨種について資源の回復を認め「絶滅危惧種」から格下げを行なっている。同レッドリストにおける絶滅危惧種は以下の3つのランクに分かれている。
  • CR:ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い種。
  • EN:絶滅の危機に瀕している種。
  • VU:絶滅の危険が増大している種。
絶滅危惧種の下にもランク分けがある。
  • NT:現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種。
  • LC:評価時点で絶滅の危機に瀕しておらず、近い将来も絶滅の可能性が低い種。
例えばナガスクジラは2008年にEN→VUへと格下げされた。ザトウクジラは1988年にEN→VUに格下げ、2008年にLCに格下げされた。つまり「IWC科学委員会の合意」に関係なく「資源の回復」を認めているのである。なおr13812は「ザトウクジラが絶滅危惧種だったことはない」と嘘をついている。

ソース

X(旧Twitter)

反捕鯨君
@r13812
>クジラは減るどころか増えてる

殆どのクジラは、その増減に関してのIWC科学委員会の合意はありません。
つまり「増えてる」は【デマ】ってことです。
https://x.com/r13812/status/1557596900110372865

5ch(旧2ch)


930 税金泥棒(石巻復興を騙って23億円ブッコ抜く)[] 2018/07/18(水) 06:09:14.77 ID:gKPoyhPH0
>>925
>クジラが増えすぎたせいでイワシやサンマが激減してる件

まず日本に関係するクジラにおいて、その増減に関するIWC科学委員会の合意は無い。
つまり科学的には「増えているんだか減っているんだかわかんねーよ」ってことだ。
そもそも「クジラが増えすぎて」なんてことを言っているクジラ学者はいない。
次にクジラのせいでイワシやサンマが減っていることは証明されていない。
つーかマイワシは増えているぞ。w
カタクチイワシは減ったけどな。

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最終更新:2025年05月17日 03:17