00. PROLOG


町の人々が楽しく会話している中
彼だけは表情も何も変えず俯きながら街中を歩いている・・・
彼から出ている異様な雰囲気を周りの人々は察して
近づきも話しかけることもできない

「異彩」
まさにこの言葉に当てはまる

笑いもせず
喜びもせず
悲しみもせず

まさに生ける屍のように心の中は無と言ってもおかしくはない
彼は何を糧に生きているのか
彼自身何を求めているのかすらもわからない

だがこれだけはいえる
歩いてるという事は何かを求めている事
きっと変えたいのだ・・今の自分を

さあ始めよう
彼が歩んだ軌跡と
彼の背負ってるロヘンの物語を・・

最終更新:2009年07月18日 01:07