2014年7月6日 阿武隈川南沢
メンバー:小池、澤井(記)
以下、山ガラスの思いSeasonⅡより転載。
早朝、離八して、池袋で集合。
白河でコンビニに寄った時には、肌寒く感じたけれど、甲子温泉から歩き出したら、そこそこ快適。水に浸かっても寒くはなさそうだ。
迷うことなく入渓点に到達。
そこそこ広い河原で、足回りを整えて本流を渡渉して南沢へと入る。
程なくF1(10m・Ⅲ)。水に濡れないで登る方法を模索したけどダメだった。
下部は水流から取り付いて右壁を直上した。
F2(10m・Ⅲ+)も右壁を巻き気味に登った。
草付があまりにも悪すぎて、仕切り直しに一旦降りたら、小池OBがするっとロープを伸ばしていった。
落ち口に向かってトラバースではなく、残置のある右壁を直登。落ち口へは5mほどの懸垂。
ルートファインディング力がかなり落ちていると実感。。。
↑F2の上はしばらく美しい渓相となる。
F3(12m)は安直に左岸巻き。残置が見えたので右壁を登れるのかもしれない。
F4(8m・Ⅲ+)は、落ち口に上がるところが緊張したけれど、残置が2か所あったので、割と安心して登れた。
F5(5m・Ⅲ-)は、左壁。トポではホールドスタンスが細かいとなっているけれど、他の滝に比べれば、岩が安定しているだけ、安心して登れた。そんなに細かくもない。
F6(15m・Ⅲ-)は、緩傾斜だが、ところどころがっちりしたホールドがなくて、高さもあるので緊張する。
容易な小滝をいくつか越えると、大滝(30m・Ⅲ)が現れる。
確かに登攀グレードはⅢかもしれないが、まったく信用できるホールドはない。
下部は草付とガレて不安定なスラブ、ノーピンで15mほど伸ばして、上部に取り付く。
ようやくここでハーケンの利くリスがあって、その上部は岩も安定してくる。
ここも、ラインを探しているうちに、小池OBがロープを伸ばしてくれた。
下部は不安定な岩を落としつつ登って行った。
まったく悪場の感覚を失っているなーと実感。
↑大滝登攀中の前監督
大滝上でロープをたたんだら、後は軽快に高度を稼げた。
空模様も怪しいので、傾斜の緩そうな左俣を選んでちょこっとだけ激藪を漕いだら登山道に飛び出した。
甲子山へは10分ほど。あいにくの空模様にも関わらず、ひっきりなしにハイカーが訪れる人気の山頂だった。
小走りで下って、甲子温泉まで小一時間。
温泉に浸かってから帰路についた。
~参考記録~
甲子温泉7:41~8:06南沢出合~11:36大滝下~13:46甲子山~14:39甲子温泉