政府軍がシンオウへと進む頃、ケーシィ老師達はマリル軍の目の届かない
シンオウの奥地、224番道路にいた

ニドクイン「裏で動くってわりには随分と思い切った行動ね
       で、この綺麗な石でなにができるの?」
バクフーン「落ち込んでた割には元気だな、アンタ」

ニドクインにとってマリルは夫の遺体を玩んだ相手
だが、そのマリル軍を打倒する事よりも
自分が動く事で毒族に平穏がもたらされると思うと彼女は嬉しかった

ケーシィ「この石碑には力は無い。だがこれは扉、思いがこの扉を開くんじゃ」
バクフーン「やれやれ、前振りが長い爺さんだ。年をとるとこれだから…」
ラルトス「こう言って失敗しますからね」

ケーシィ「ワシの信用って…お前達には無理のようじゃな。ニドクイン、この石の前に立ってくれんかの?」
ニドクイン「私なんかで、いいの?なんか大事そうな事だけど?」
ケーシィ「いいんじゃよ、あっちの感謝の欠片も無いような連中じゃ無理じゃ。」

ケーシィ「さぁ、ニドクイン。この石碑の前で思いを、思いを伝えたい人の事を考えなさい」

石碑の前に立ちニドクインは常に一緒に過ごし、間違った方法とはいえ
毒族の平和を願ったニドキングの事を思った。
そして生きる意味を見失った自分を、平和の為に必要だと言ってくれたケーシィ老師の事を

石碑からまばゆい光が広がり、辺りは花に包まれた
バクフーン「こんな寒い土地に、こんなにも花が。花が急に咲き乱れるなんて…」

シェイミ「呼んだのは君達かい?」
ニドクイン「ぇ…?」
ケーシィ「そうじゃ、ちと困った事になっての。お主の力を借りたいんじゃ」
シェイミ「うん、シンオウに悪い心が広がってるね。君たちに協力するよ」

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最終更新:2007年02月09日 14:55