世間がマリル団で騒がしくなってる頃
トキワの森にも異変が迫っていた
ピカチュウ「こうして森に篭って一年・・・俺は人気・実力とも世界最強になるぜ!」
ピカチュウは森で修行をしていた
スカンプー「隊長、何で我々はこんな所にいるんですか?」
スカタンク「我々の役目は斥候、カントーの情勢を探りマリル様に報告するのが役目だ」
スカンプー「なるほど、森ならカントーの連中に見つかる可能性も低いと言うわけか」
スカタンク「また、我々は政府が行動を起こした際進軍を妨害するようにビークイン様から言われている」
スカンプー「辻斬りの出番ですね」
スカタンク隊がそんな会話をしていると1体のポケモンが森に入ってきた
???「ハァハァハァ」
スカタンク「むっ、あいつは・・・エムリット!?」
スカンプー「そいつは誰です?」
スカタンク「そんな事はどうでも良い、奴の体は我々の計画に重要だ
奴を殺せ!俺はマリル様に連絡次第駆けつける!」
スカンプー達「「「ハッ!」」」
スカタンク(奴はシンジ湖に眠っていたはず・・・ダークライめ、しくじったな!)
追いかけたスカンプー達はエムリットを囲んだ
スカンプー「貴様、エムリットだな」
エムリット「な、何故私の名前を・・・」
スカンプー「俺たちは名前しか知らない、後言われているのはお前を殺せと言う事だけだっ!」
エムリット「貴方達マリル団ねっ!」
スカンプー「さあなっ!」
スカンプーは三方向から辻斬りを放った
エムリット「伝説のポケモンなめんなーっ!」
エムリットはギガインパクトで3匹を吹き飛ばした
スカンプー「グハッ!な、なんて強さだ・・・」
エムリット「ハァハァ・・どう?効いたでしょ」
スカンプー「た、確かに凄い威力だ・・・我々はもう戦えん・・・だがなっ!」
スカンプー達は置き土産を発動した
エムリット「えっ、何?何?・・・ち、力が抜け・・る・・」
スカンプー「我々は・・只・・で・は・・死な・・ん」
3匹のスカンプーは息絶えた
スカタンク「フフフ、良くやった」
森の奥からスカタンクが現れた
スカンプー「隊長!」
エムリット「あ、貴方が隊長・・・」
スカタンク「行くぞお前達、奴は攻撃特攻が六段階低下して最早攻撃能力は皆無
恐るるに足らん!」
スカタンクとスカンプーは四方から辻斬りを放った
エムリット「くくうっ!」
エムリットはまもるを使ったが3発目までしか防げなかった
スカタンク「食らえっ!」
エムリット「キャアッ!」
スカタンクの放った辻斬りは急所に当たり
エムリットの体に深い傷を負わせた
スカタンク「その傷では満足に技も出せないだろう、次で終わりだな」
エムリット「も、もう駄目・・・」
スカタンク隊長が辻斬りの体制に入った次の瞬間
???「ボルテッカーッ!」
黄色い閃光がスカタンク達を襲った
スカタンク「チッ!」
スカタンクは何とかその閃光を避けたがスカンプー達は全員吹っ飛ばされた
???「よってたかって女の子を襲うとは穏やかじゃねえな!」
スカタンク「何者だっ!」
ピカチュウ「俺はピカチュウ、世界最強の男の参上だ!」
スカタンク「お前達、置き土産を使えっ!」
スカタンクは吹っ飛ばされたスカンプー達に指示を出した
しかし、誰も使おうとはしない
ピカチュウ「無駄だ、俺の静電気により奴等は麻痺を起こしている」
スカタンク「クッ、ならば俺が直接殺すまでだっ!」
スカタンクは火炎放射を放つ、しかしピカチュウの早さにはついていけない
ピカチュウ「全然当らんな・・・そろそろ決めるぜっ!」
スカタンク「当たりさえすれば貴様などっ!」
スカタンクの渾身の火炎放射がピカチュウを襲う
ピカチュウ「行くぜ、俺の必殺技パートⅡ!」
スカタンク「何っ!」
ピカチュウの放ったチャージビームが火炎放射を突き破りスカタンクの左目に直撃した
スカタンク「ギャァアアッ!」
ピカチュウ「フッ、決まったぜ!」
スカタンク「ひ、引けっ!」(この目の代償はいつか払ってもらうぞ!!)
大打撃を食らったスカタンク隊は森の奥へと消えていった
エムリット「あ、ありが・・痛ッ!」
エムリットは礼も言えずに気絶してしまった
ピカチュウ「これは酷い怪我だ、すぐに俺の家に連れて行って凄い傷薬を付けてやるからな」
こうしてピカチュウは正体もわからないポケモンを森の奥にある小屋へ連れて行った
最終更新:2007年02月09日 14:56