バクオング「では、栄光あるベスト4の発表を行いたいと思います!
最強の種族と呼ばれる竜族のルーキー『フライゴン』!!
圧倒的派閥を持つ水族の重戦車『カメックス』!!
重戦車の異名は俺のものだ?岩族の『ゴローニャ』!!
そして最後に、毒族の『ニドキング』!!
以上4選手が、今大会のベストフォーデース!!」
個人名を持たないポケモン達、彼らは自分たちの一族の代表であり
また、その事はそれまでの相手とはレベル自体が違う事を物語っている
ワーワー
準決勝第1試合 ニドキングVSフライゴン
フライゴン「まずはこれでどうです!?」
ゴゴゴゴゴ
大地が揺れニドキングを襲う!
フライゴン「特訓の成果見てください!」
ニドキング「フッ…何のための特訓だと思っていた!!」
ゴゴゴゴゴ
双方の起こす地震が互いにぶつかり合い、フィールドを破砕する!
ニドキングの周囲にはフライゴンの起こした振動が届かない
バクオング「あーっと!ニドキング選手、フライゴン選手の起こした地震を
自らの地震で相殺したーっ!!」
フライゴン「地震では埒が明かないってワケですね。ならば火炎放射で!!」
ニドキング「これだけ地面が隆起してるってのにな…」
すかさず穴を掘って身を隠すニドキング
フライゴン「『穴を掘る』ですか…宙を舞う僕に当たりはしません」
出てきたところを狙うために地面に意識を集中するフライゴン
だが、ニドキングの出てきた場所は意外にも隆起した地面の先端、フライゴンの頭上だった
ニドキング「もっと高い所で見下ろすべきだったな!炎のパンチだ!」
フライゴン「ッ!?」
すんでのところでかわすフライゴン、ニドキングは着地しそのまま地面に潜った
フライゴン「また…同じ手…?しばらく様子を見なくっちゃ…」
ニドキングの使った技を思い出し、高い所から見下ろすことにしたフライゴン
メガトンキック、炎のパンチ、地震、穴を掘る…どれも問題ないと判断しての事だった
ニドキング「フッ、おとなしく地震を使っていればいい物を…」
地中から炎が上がった、ニドキングの火炎放射だ
フライゴン「!?そんな?」
虚を突かれて正面から食らってしまうフライゴン、だがダメージは小さい
そして炎が去り、フライゴンの眼前には黒い玉
シャドーボールが迫っていた。火炎放射の直撃で体勢を崩したのが幸いし
やや首を傾けるだけでシャドーボールを回避することが出来た
だが、フライゴンの意識は冷静さを失ってしまった
最終更新:2007年02月12日 00:55