ボスマリル「ふんふ~ん」
ビークイン「何をされているのですかマリル様、石など並べられて」
ビッパ「地図持ってきたお」
ボスマリル「ありがとう、政府軍の進路について考えてたのさ」
ビッパ「シンオウとカントーの間は陸路は無理なんだお」
ビークイン「確かに私たちも海を移動してきましたね」
地図の上を石を動かしながらマリルは続けた
ボスマリル「つまり、奴らがこのシンオウに攻め込むには西と東
しかも海側からしか攻めてくる事は出来ないという事だ」
ビークイン「さすがはマリル様…(そこまで考えてらっしゃるなんて素敵…)」
ボスマリル「こちらから打って出る事も可能だが、接触しなかった場合はもちろんの事
戦闘になっても行軍で疲弊してしまっては勝てるものも勝てなくなる」
ビッパ「じゃあどうしようもないお」
ビークインがビッパを睨んだが、マリルはなおも続ける
ボスマリル「そこで我々はシンオウで待ち構えればいい、防衛線をはり水際で政府軍を叩く
恐らく奴らは部隊を分けてやってくるだろう。分散し行軍によって疲弊した軍隊と
ゆっくりと休養をとって元気な軍隊。戦えば勝つのはこちらだ」
ビークイン「(さすがマリル様…)」
ビッパ「すごいお!あとは政府軍がやって来るのを待つだけだお
どこから上陸するかは分からないけど、こっちが勝つお!」
マリル「まあね、これも天才ならではの先読みッスね」
最終更新:2007年02月11日 01:23