一人の使者がマリルの元に現れた
???「これはあなたが?」
マリル「ええ、是非高名なあなた方の力をお借りしたいッス」
マリルは疲弊した戦力を補うために遠い地方へ使者を送り援助を申し出ていた
金策の尽き傭兵を雇う事ができないマリル達にはこうするしか戦力を増強する手段が無かった
が、この地方が平穏に統治されている事は周知の為
なかなか戦力は揃わなかった
マリル「聞いてくださいッス!いえ話さずにはおられませんッス!政府ではなくイーブイを倒したいッス!
蒼くなるブースター、あいつ…あいつは…私の弟や妹を殺した奴ッス!それも一番残酷なやり方で!!
今こんな事を話しても何にもなら無いッスが…あれは確か炎軍と水軍の戦闘が一番激しかった時だったッス…
その時ッス、蒼くなるブースターが目の前に現れたのは。奴の戦いは今までと違ったッス。
奴は女子供を次々と殺し、または捕虜として連れて行ったッス…。奴のため水軍の子供たちの死体は毎日山を築いていった…。」
???「そんな事が…」
マリル「ブースター「うわははは、女子供のいないポケモンに未来は無い」私はそれだけでも奴を忘れる事は出来なかったッス!
しかしそれだけでは無かったッス、しかしそれだけでは無かったッス!もっと残酷なことをやったッス!
わたしの弟たちのいる部隊が襲われ捕虜になったのはその後だったッス。捕らえたのが水軍の幹部の家族だと分かった時
蒼くなるブースターは戦法を変えたッス。そしてその日炎軍の飛行部隊が水軍の陣地の上を覆ったッス…
その光景は今思い出してもぞっとするッス、炎軍の飛行部隊がぶら下げていた物…そ
れは私の弟妹を含め捕虜になっていた女子供たちだったッス…
蒼くなるブースターは子供たち人質に武器を差し出すように脅してきたッス…当然武器を渡したッス…
しかし…奴らは飛び去っていったッス。
ブースター「僕は約束は破らない、子供たちは返してやる」そう言って奴らは空の彼方に飛び去ったッス
そしてそれからッス、あの残酷な雨が降ったのは!子供の雨が水軍の陣地に降り注いだッス!
弟が死んで、妹が死んで多くの子供が死んで。武器を失った水軍は負けていったッス
私は奴だけは許せないッス!蒼くなるブースターだけはいつかこの手で殺してやろうと思い続けているッス!!」
???「マリルさん…その蒼くなるブースターなんて奴だ!我ら
ビッパ一族、あなたの力になりましょう!」
マリル「(思ったとおり、単純で有名な奴だったッス。簡単に手なずけてしまう僕の天才っぷりあっての事ッスかね?)
よろしくお願いします、ビッパさん!いっしょにイーブイどもを倒しましょう!」
最終更新:2007年02月09日 11:43