マリル軍秘密基地inカントー
ピカチュウに敗れたスカタンクはシンオウのクレセリアに報告をしていた
スカタンク「クレセリア様、申し訳ありません
エムリットの捕獲に失敗しました」
クレセリア「そうですか、スカタンク隊が任務を失敗するとは・・・何があったのですか?」
スカタンク「エムリットを追い詰める所までは成功したのですが、ボルテッカーを使うピカチュウが我々の妨害をしたのです」
クレセリア「ピカチュウですか、資料で見たことがあります
先のルギア討伐戦で活躍、神雷ボルテッカーを扱うピカチュウは少々性格に問題はあるがその実力は電気族で上位・・・」
スカタンク「奴のボルテッカーにより我がスカンプー達は一蹴され
私もとても敵わず左目を犠牲に何とか撤退したのです」
クレセリア「相手があのピカチュウでは仕方がありませんね、エムリットの件は次の手を考えましょう
しかし、ただの敗北をしないのがスカタンク隊でしょう」
スカタンク「ははっ、ご期待に添えず申し訳ありません
今回の戦果と致しましてもエムリットの急所に辻斬りを浴びせ瀕死にした程度で・・・」
クレセリア「それです!さすがスカタンク隊長」
スカタンク「と、いいますと?」
クレセリア「貴方は見た所、この基地に来てすぐに私に連絡をした」
スカタンク「恥じるべき結果に終わりましたが、一応真っ先に連絡をしなければと思い・・・」
クレセリア「貴方の右手を見てください、べっとりとエムリットの血液が付着してますね?」
スカタンク「はっ、あれだけ深い傷を負わせたので・・・爪には肉片もくっ付いてます」
クレセリア「では、貴方の爪1本と右腕の血液の付着した毛を此方に送って下さい
エムリット本体の死体が望ましいですが、それだけのサンプルがあれば実験も進みます」
スカタンク「わ、解りました」
クレセリア「爪の代わりに何か欲しい物があれば言って下さい、戦果に対する報酬です」
スカタンク「ならば、我が左目を奪った憎きピカチュウを倒す力が欲しいです」
クレセリア「解りました、では此方の有するいくつかの技マシンと道具
それに減ってしまった隊員の補給を其方に送ります」
スカタンク「ハッ、今度こそピカチュウを倒しエムリットを捕獲します」
クレセリア「そんなに気負わないで、まずは目の傷を癒してからじっくりと訓練してください
此方の補給が届くまでは少々日数が掛かりますゆえ」
スカタンク「了解!」
クレセリア「それでは」ピッ
スカタンク(ピカチュウめ、必ず目の借りは返すぞっ!)
最終更新:2007年02月12日 00:07