ざく…ざく…ざく…
お馴染みの黒い物体が刻まれ、溶かされ、かき混ぜられていた
シャワーズ「これを…」
溶かされているものはチョコレート、作られるのはハート型のチョコ
なぜならブースターは彼女にとって特別な存在だからです
シャワーズ「ふふふっ、後は固まるのを待つだけ…」
どこかで聞いたフレーズを思い浮かべながら彼女は微笑んだ
ミュウツー「ふん…俺を部屋から追い出して何をやるかと思えば…
(いつマリルが来るか分からないと言うのにのん気な…
いや、戦うのは俺だけだ。これでいいんだ、その気楽に過ごす姿こそが
俺の強さの証明…俺が一人いればマリル軍など恐れるに足りんと言う事だ!)
ふふっ…ふふふふっ…」
屋根の上でミュウツーはしばらくにやついていた
シャワーズ「はぁ…こんな事してていいのかな…いざとなれば私も少しぐらい戦えるし…」
かつて大きな戦争に関わり、マリルと因縁が浅く無い
そのせいでシャワーズが自分もなにかしたいと思うのは当然だった
シャワーズ「でも、私に出来る事って今はこれぐらい…ミュウツーさん」
ミュウツー「ふん…俺はエスパー族だ、呼ぶのなら大声を出さなくとも念じるだけで十分だ」
そう言って現れたミュウツーに包み紙に入った物が手渡された
シャワーズ「はい、ハッピーバレンタイン。私たちを守ってくれてありがとうございます」
ミュウツー「ふん…勘違いするな。お前達を守るのが目的じゃない、お前達を襲ってくる奴と戦いたいだけだ
だが…その…断るのもアレだからな…気持ちだけは貰っといてやる」
最終更新:2007年02月13日 18:38