ネンちゃん「リーフそういう問題では・・・
番犬ガーディ「誰だお前は!?何をしてるんだ!!」
ネンちゃんが言いかけた瞬間、あの見張り役のガーディが現れ、
サーナイトを睨みつつ叫んだ

番犬ガーディ「貴様!奴等の仲間か?奴等を脱走させるつもりか」
サーナイト「・・・・・・・・」
質問に対し下を向き黙っているサーナイト
番犬ガーディ「くそう俺がトイレに行っている間に・・・大体この場所は大罪人用に
       作られた民間人が知る由もしない政府特製の牢獄なのだぞ!!
       どうやって忍び込みやがった!!くそう何か言いやがれ!!」
何を話しかけてもリーフは黙って俯いているだけである。しかしこれは
嵐の前触れであることをネンちゃん達はよく知っていた
ネンジロウ「この状況は・・・」
ネンちゃん「まずいね・・・ハッハー・・・・」
サーナイト「どうかさなされたのですか?」
事情を知らないサーナイトだけキョトンとした表情である
銅太君「みんな・・・なるべく鉄格子から離れて伏せるんだ」

番犬ガーディ「くッこうしてはいられない。早く政府に連絡を・・・」
慌てながら近くに置いてあった電話の受話器に手をかけるガーディ
      • がその手をリーフが黙って掴んだ

番犬ガーディ「き・・・貴様何を・・・
リーフ「もう♪ちょっと面会に来ただけなのにいけない人ね♪」
やっと顔をあげたサーナイトは満面の笑みでガーディにそう言った。
番犬ガーディ「面会って・・そもそもこの場所は面会謝絶・・・うおッどこに連れ・・・
リーフ「ちょっと向こうでお話しましょ♪」
リーフはそのままガーディの前足を掴み半ば強引に鉄格子の死角になっている場所まで轢きずって行った

牢獄の中の四人「・・・・・・・・・・・」

“グキャリ”“ゴキャリ”“ザスッ”“バキッ”“ガンッ”“ボキッ”“ズシャッ”
しばらくして何回か鈍い音が聞こえてきたかと思うと先ほどと変わらない満面の笑みでリーフのみ
鉄格子の前に戻ってきた・・・よく見ると体に赤いシミのようなものが点々とついている・・・

サーナイト「・・・・・・・・」
ネンちゃん「リーフ・・・」
リーフ(満面の笑みで)
「なあに?ネンちゃん♪」
ネンちゃん「君、一犯罪犯してきてないか?」
リーフ「きてないわ♪さっあのガーディさんからこの檻の鍵を貰ったから
    開けてあげるわね」
そう言うとリーフは鍵をとりだした
ネンジロウ「あの~その鍵をくれた監視員のガーディさんは・・・」
リーフ「ああ、鍵を私に渡してくれた直後、持病の“白血病”が再発したっていうんで
    家に帰られたわよ。さて開いたわ♪」
銅太君「・・・・・・・・」
リーフ「さあ、ネンちゃん達の無実を証明するためにもともかくこんなとこから出ないと」
ネンちゃん「リーフ・・・知ってたのか・・・」
リーフ「実はあのブースター君やあなたのお友達のハッサム、そしてケーシィ老師に頼まれてね。
    脱走してでも自分達の無実を証明しろって。私もそう思うわ。こんなのおかしいよ・・・」
ネンちゃん「・・・そうか・・リーフ。心配かけたな悪かった。・・・と言うことだみんな。
      政府に負われる身になるかもしれないが私は自身の力で無実を証明してみせる」
ネンちゃんがそう言うとみんなもそれに賛同した
ネンジロウ「ま、元々俺等風来人だし。こうなったらやるしかないねハッハー」
銅太君「うん。やろうネンちゃん」
サーナイト「私も・・・側近として老師の無実を晴らして見せます!!」
リーフ「決まりね!!それじゃ行きましょ♪」    


      • と言うことでこうして私達は禁テレポートの牢獄を脱走したのである。
ちなみに出て行くとき階段の近くに赤い水溜りのようなもの見たような気がしたが
それについてはもう追求しないことにした

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最終更新:2007年02月13日 18:46