「侵入者がやってきました!
      それでケムッソ4人衆もやられました!」
小さな森の最奥地で、1匹のニドラン♂が言った。
彼が言った相手は――ニドキング。
「そうか……。ご苦労、休め。俺が直々に殺してやる」
「はっ」
ニドラン♂は頭を下げて退いた。
「ふはははは……。態々殺されにくるとは馬鹿な奴よ……。ふはははははははぁ!」
ニドキングは1人で笑っていた。

-小さな森 8フロア-
「あぁ……疲れた」
長く歩いた為、サン達にも疲れが見えてきた。
「そうね。でも、後すこしだからガンバロウ!」
リーフがサンを励ました。
その時――――!
「その必要無い」
低く、響く様な声。
2人の前にはニドキングが立っていた。
「ここを任された、ガルングだ」
「って事はここのボスだな……?」
「そうゆう事になるだろう」
「そうか……。じゃぁ、お前を倒せばいいんだな!」
サンはニドキングに10万ボルトを放った。
バリバリバリバリィ!
「凄い! また1発だ……ね?」
リーフが言葉を発しようとした。が、ニドキングは立っていた。
「今のは……、屁か?」
「っ! 畜生……! やるしか無いか……。リーフ、離れて、隠れててくれ!」
「ぇ、なんで!」
「これから使う技は俺も制御ができない。お前に危害を加えるかもしれない」
「私も戦うよ!」
「いいから、隠れててくれ!!!!」
サンの気迫に押されたかリーフはしぶしぶ頷いた。
「すまねぇ」
リーフは背を向けて走り出した。

「さぁ、これで全力で戦える――!」

      “暗黒拳”

サンがそう発したのをリーフは聞いていた。

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最終更新:2008年07月22日 17:39