森林公園検修区:50000系・50070系・50090系

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森林公園検修区

〔50000系・50070系・50090系:(東武鉄道)東上線〕

 本系列は「人と環境にやさしい次世代車両」をコンセプトに、従来車両よりもバリアフリー・省エネルギー・メンテナンスフリー化などを目指し、また通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン仕様を考慮して設計した車両として製造。
 日立製作所の鉄道車両製作システム「A-train」を採用し、車両製作にはモジュール工法が用いられている。車体はアルミニウム合金を用いたダブルスキン構造を採用し、溶接工法には摩擦攪拌接合(FSW)を採用することで精度の高い仕上がりを図った。連結面は衝突事故における安全性を考慮して、側構体と妻構体の接合部を三角形の断面構造としている。
 東武鉄道の車両では100系「スペーシア」で初めてアルミ車体を採用していたが、通勤車では本系列が初めての採用であり、同時に初のアルミ無塗装車。東武鉄道における日立製作所製の車両は78系7860形の製造以来、46年ぶりとなる。
 前頭部はモジュール化した普通鋼製の前面をボルトで固定する工法は、同じ日立製「A-train」である西武鉄道の20000系と同様である。前照灯はHID灯、尾灯はLEDを採用し、一体のケースに収めて前面下部に配置した。
 車両のカラーリングは今までの車両で用いられたブルーやブラウンではなく新規のものとされ、「輝く」を意味するシャイニーオレンジ色を、前面ガラスの下には塗装により、側面は戸袋部分にブロックシールにより、それぞれ貼り付けしている。車両床面は一世代前の30000系よりも25mm低い1,125mmとしてホームとの段差を少なくしている。さらに廃車時のリサイクル性を考慮して車体各部のアルミ材質の統一を図っている。

(「Wikipedia」より一部改)


【50000系10両F編成 = 全9本】


51001F

(2004年11月 5日 日立製作所製)
【 1032 :柳瀬川~志木間】

51002F

(2005年10月 3日 日立製作所製)
【 1044 :ふじみ野~鶴瀬間】

51003F

(2010年 1月25日 日立製作所製)

準備中


51004F

(2010年 2月 8日 日立製作所製)
【 1015 :成増~和光市間】 【 3322 :ふじみ野~鶴瀬間】

51005F

(2010年 4月12日 日立製作所製)
【 1216 :ふじみ野~鶴瀬間】

51006F

(2010年 4月26日 日立製作所製)
【 1221 :成増~和光市間】

51007F

(2010年 6月 7日 日立製作所製)
【 3242 :東松山~高坂間】

51008F

(2010年 7月 5日 日立製作所製)

準備中


51009F

(2010年 7月 5日 日立製作所製)
【 1225 :柳瀬川~みずほ台間】 【 3324 :ふじみ野~鶴瀬間】

【50070系10両F編成 = 全7本】

 東京地下鉄有楽町線・副都心線、東京急行電鉄東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線への直通運転に対応している系列。外観や仕様は放送設備なども含めて50050系基準だが、随所に変更が追加。副都心線では小竹向原~渋谷間の各駅にホームドアが設置されてそれに対応するため先頭車の全長を130mm延長、20,130mmとした。
 車端部の側窓は2・9号車の車椅子スペース部2か所除く、全て開閉可能な下降窓に変更。更に51075編成では7人掛け座席部6か所の内、車端寄りの4か所も開閉可能。両先頭車の床下にはATC/S装置の設置に加え、ATO装置と戸閉制御切換装置を、クハ50070形にはATO送受信装置(トランスポンダ)を搭載。また、誘導無線装置はサハ57070形に設置。
 行先表示器は50000系・50050系での3色LED式からフルカラーLED式に変更されている。
 51073編成~51075編成は、貫通扉の蝶番が剥き出しになっている。
 運転台は地下鉄への直通運転に対応するため、主ハンドルの形状やレイアウトを大幅変更。計器盤右側には新たに必要となる機器操作箱を新設、上部には車上CCTV(ホーム監視用モニター画面)を設置。戸閉制御切換装置を設置したことに伴い、車両前後認識をマスコンキーで行えることから戸閉切換スイッチを廃止。乗務員室仕切部にある仕切扉は電磁鎖錠機能付、上部に通行表示灯を設置。車内では一般用座席を紺色系の「キュービックブルー柄」に変更した。


51071F

(2007年 3月 5日 日立製作所製)
【 1115T:柳瀬川~志木間】

51072F

(2007年 3月26日 日立製作所製)
【 4238S:柳瀬川~志木間】

51073F

(2007年12月17日 日立製作所製)
【 1263T:東松山~高坂間】

51074F

(2008年 1月10日 日立製作所製)

準備中


51075F

(2008年 8月26日 日立製作所製)

準備中


51076F

(2011年11月28日 日立製作所製)

準備中


51077F

(2012年 1月19日 日立製作所製)

準備中


【50090系10両F編成 = 全6本】

 2008年(平成20年)6月14日のダイヤ改正より、東上線で運転を開始した座席定員制列車「TJライナー」用に導入された系列。基本的にこれまでの50000系列に準じているが、車体には従来のシャイニーオレンジのほかに東上線のイメージカラーであるロイヤルブルーIIの帯と「TOJO LINE」(斜字体)が入れられ、一般車との識別性やスピード感を表現。行先表示器は50070系同様にフルカラーLEDを使用している。
 車内は基本的にそれまでの各系列に準じているが、側面および妻面の内張りを高硬度アートテックをやめ、一般的なメラミン化粧板(光沢仕様)に変更(天井部は変更なし)。床材は濃いグレー1色(出入り口部は黄色)に変更。
 側窓は車端部を固定窓とし、客用ドア間の大窓は2分割化、開閉可能な構造に変更。このため、屋根上の非常換気装置は省略。車内天井部では中吊り広告枠の設置は省略。ドア上に千鳥(交互)配置されているLED式の旅客案内表示器は、「TJライナー」での使用を考慮し、枕木方向(乗務員室仕切部と貫通路の上部)にも設置。
 関東の鉄道事業者では初の座席に近畿日本鉄道の「L/Cカー」(5800系・5820系など)のようにクロスシートとロングシートとに転換できるマルチシート(住江工業製)が装備。
 座席の掛け幅は455mmで、一般席には青色系で濃淡を組合せてハイグレード感を、優先席には従来の青緑色系で安心感を演出。貫通路側の3人掛け座席は転換装置を装備していないが、背もたれ高さは他の座席に合わせられ、ひじ掛けも装備。クロスシート使用時には、乗客がペダルを踏むことで自由に座席を転換することができるが、ロングシート使用時にはペダルが収納。「TJライナー」、池袋で折返し「TJライナー」となる快速急行、「TJライナー」の折り返し普通列車(小川町~森林公園間)で運用される場合はクロスシートとなるが、それ以外はロングシート。座席端の袖仕切はクロスシート運用時を考慮して大形化。
 走行機器などは従来車両と同様だが、空気圧縮機は除湿装置一体形のパッケージコンプレッサ(ユニットCP)に変更。床下では各車両の座席を制御する「座席制御箱」が設置されている他、先頭車には戸閉制御切換装置が設置。
 運転台は50000系基準の他、計器盤右側上部にTE装置スイッチを設置。なお、座席の転換(ロングシート・クロスシート池袋向き・クロスシート寄居向きから選択)は運転台にあるATIのモニター画面から行う。
 51095編成から客用ドア戸先部に黄色のマーキング表示を実施。さらにドア開閉表示灯の設置とドア横に独立した手すりを設置。


51091F

(2008年 2月 4日 日立製作所製)
【  60 :東松山~高坂間】

51092F

(2008年 2月18日 日立製作所製)
【 3236 :東松山~高坂間】「BLUE BIRD」 【  314 :柳瀬川~志木間】「川越特急」

51093F

(2008年 3月 3日 日立製作所製)
【  312 :柳瀬川~志木間】

51094F

(2008年 3月18日 日立製作所製)
【 1222 :ふじみ野~鶴瀬間】

51095F

(2010年 9月 6日 日立製作所製)
【 1054 :ふじみ野~鶴瀬間】

51096F

(2010年11月15日 日立製作所製)
【 3205 :成増~和光市間】 10thHM 【 1218 :ふじみ野~鶴瀬間】

最終更新:2020年03月14日 00:51
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