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・東京総合車両センター
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2002年(平成14年)1月より山手線の205系置き換え用として落成が始まり、同年4月21日より営業運転を開始、2005年4月17日までに全編成が出揃った。このグループは全編成が新津車両製作所製。
山手線では従来から使用してきたATC-6型保安装置の老朽化に伴い、新保安システムとしてデジタルATC (D-ATC)の導入が決定され、これに伴い車両側の機器更新も必要とされた。山手線で運用をしていた205系は、この時点では車両置き換え時期には達していなかったが、山手線は「東京の顔」でもあり日本を代表する路線でもあることから、D-ATCの導入に先駆けて新型車両を導入することでサービス向上とイメージアップを図ることとされた。
山手線は首都圏の鉄道路線の中でも最重要路線の一つであり、駅間距離が短く列車密度の高い特異な混雑路線であることから、500番台車はこのような条件に特化した仕様。
前面デザインは0番台と異なり白色をベースとした独自のものに変更され、前照灯と尾灯の位置が入れ替わっている。行先表示器は周回運転列車においては、従来の205系では「山手線」の固定表示であったが、E231系では区間ごとに主要駅表示を切り換えて表示(例:大崎駅から外回り列車:「渋谷・新宿方面」)することで旅客サービスの向上を図った。
客室内装は0番台同様に内板を白色系、床面は灰色としたが、座席表地は濃緑色として、都会を走る山手線をイメージした新しいデザイン。案内表示器には車内情報システムを搭載し、車内のドア上部にはLED表示器に代わって2基の液晶ディスプレイ(LCD)が設置され、トレインチャンネルと呼ばれる車内情報サービスが提供されている。右側画面には次の駅・所要時間・ドア開閉方向・列車遅延情報などを、左側画面には主にお知らせやCM、スポンサー提供の各種情報コンテンツ(ニュース、天気予報、クイズ、占い、マナー講座など)を表示。
また、常磐快速線用0番台と同様に日本語・英語放送に対応した自動放送装置を搭載しているほか、将来の車外放送に対応できるように車外スピーカー取り付け準備を施行。2003年6月に落成した第17編成から貫通扉はE217系タイプから800番台と同様の傾斜式に変更。
制御装置は常磐線用0番台と同じSC60B形VVVFインバータ装置を採用し、ほぼ0km/hまで電力回生ブレーキが作動する「純電気ブレーキ」が採用されている。高い列車密度と短駅間での頻繁な加減速に対応すべく、編成中の電動車 (M)と付随車(T)の構成(MT比)は6M5Tと高く取られ、起動加速度も0番台の2.5km/h/sより高い3.0km/h/sとなっている。また、最新のデジタルATCも搭載されており、安全性がより高く保たれている。ブレーキ力も205系より強化され、ホームに80km/h程度で進入しても定位置に止まれるようになっている。
205系では10号車のみに連結していた6扉車は、本番台ではさらなる混雑緩和を目的として7号車と10号車の2両に連結されていた。座席は平日の初電~10時は収納状態で固定され、10時を過ぎた時点で使用可能とされていたが、4扉車への置き換えが開始されてからは、6扉車の座席は終日利用可能となっていた。6扉車の扉の上部には「6DOORS」のステッカーが貼り付けられていた。また、常磐快速・成田線の編成と同様に各車両のドアを1か所を除いて閉めることが可能な「3/4閉」スイッチを設置。
2010年から2017年まで、乗客への安全性向上と転落事故による輸送障害の減少を目的とし、山手線各駅のホームに可動式ホーム柵(以下、「ホームドア」と記載)の設置が順次各駅に施行されている。このため、車両側には可動式ホーム柵に対応させるための改造工事が行われたほか、6扉車は新造される4扉車に置き換えられた。
500番台の6扉車は廃車とされ、代替として4扉付随車が104両導入、7号車に組み込まれるものは600番台、10号車に組み込まれるものは4600番台に区分。この新造車は形式はE231系であるが、車体構造は後継車として増備が進められているE233系をベースにしたもの。ただし、外観の車体帯配置や車体主要寸法などはE231系500番台に合わせたもので、床面高さについてもE231系同様の1,165mmに合わせられている。ドア位置は600番台は既存の車両と同位置だが、4600番台では京浜東北線E233系1000番台10号車(先頭車)にドア位置を合わせるため(工事などの際、一部の区間でホーム・線路を共有するため)、通常の中間車よりもドアが690mm車体中央寄りに配置(ドア中心位置が車端部から 3,030 mm の位置)。ドアエンジンは既存の500番台同様のスクリュー軸式を使用。
客室内は600番台はE231系500番台に準じたものであるが、袖仕切形状や座席周囲の手すり形状、荷棚はE233系と同等品を使用している。優先席部では壁面をクリーム色、座席横手すりは黄色の着色品を使用。
一方、4600番台ではドア位置を変更している関係で、座席配置は4-5-7-7-3人掛け配置。また、側窓は4人掛け位置に小窓を2枚並んで配置し、5人掛け部は幅の狭い固定窓を配置。客室内はE233系と同等とされており、ドア部はE233系同様の複層ガラスで化粧板仕上げとされ、優先席部のデザインもE233系と同様。ただし、座席モケットや車内案内表示器、つり革などはE231系500番台に準じたもの。付随車であるため、機器面では大きな変更はない。台車は600番台は既存車と同様のTR246P形台車を、4600番台はE233系と同様のTR255A形台車を使用。また、これらの車両は製造コストを押さえるため、廃車となる6扉車から台車(サハE231-600のみ)、ブレーキ制御装置、AU726形空調装置、TIMS端末演算ユニット、戸閉制御装置(LCU)、VIS端末装置やメディア表示器(LCD)などの使用可能な機器・部品については再利用をしている。ただし、6扉車の廃車が発生する前に落成した編成分(トウ552~545編成用)については新品を使用。この機器・部品を再利用する関係で、編成中における車両の検査時期が変わってしまうという問題点が発生。この解決策として最終の車両番号52番から番号が若くなるように製造を進めることになった。このため、52番を付番する車両(サハE231-4652・サハE231-652号車)が最も古く、1番を付番する車両(サハE231-4601・サハE231-601号車)が最も新しい車両 。
2010年1月22日には4扉付随車の配給輸送に使用される元ミツB27編成が新津車両製作所へ配給輸送され、1月29日には落成したサハE231-4651・サハE231-651・サハE231-4652・サハE231-652の4両が元ミツB27編成に組成され、信越本線新津~新潟間で試運転。その後、2月1日に新津車両製作所から大崎駅まで1回目の4扉付随車の配給輸送が実施、編成組み替え実施後の2月22日から4扉付随車の営業運転を開始。それに先駆けて2010年2月19日をもって6扉車の座席収納を終了、座席は終日利用可能な状態に。翌2011年8月16日には26回目となる最後の4扉付随車の配給輸送が実施。そして8月31日に最後まで6扉車を組み込んでいたトウ501編成が組み替えのため営業運転を離脱し、6扉車の営業運転を終了。なお、6扉車サハE230形500番台は同年9月までに全車両の廃車・除籍が完了。
(「Wikipedia」より一部改)
〔2002年 1月 7日(6ドア置換増備車2011年 8月16日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2002年 1月21日(6ドア置換増備車2011年 8月16日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2002年 2月 5日(6ドア置換増備車2011年 7月16日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2002年 6月19日(6ドア置換増備車2011年 7月16日) 新津車両製作所製〕
〔2002年 7月 4日(6ドア置換増備車2011年 6月28日) 新津車両製作所製〕
〔2002年 7月19日(6ドア置換増備車2011年 6月28日) 新津車両製作所製〕
〔2002年 8月 5日(6ドア置換増備車2011年 6月 8日) 新津車両製作所製〕
〔2002年 8月23日(6ドア置換増備車2011年 6月 8日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2002年 9月 7日(6ドア置換増備車2011年 5月23日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2002年 9月26日(6ドア置換増備車2011年 5月23日) 新津車両製作所製〕
〔2002年10月11日(6ドア置換増備車2011年 4月25日) 新津車両製作所製〕
〔2002年10月28日(6ドア置換増備車2011年 4月25日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2002年11月12日(6ドア置換増備車2011年 3月24日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 4月15日(6ドア置換増備車2011年 3月24日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 5月 2日(6ドア置換増備車2011年 3月 3日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2003年 5月19日(6ドア置換増備車2011年 3月 3日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 6月 3日(6ドア置換増備車2011年 2月10日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 6月17日(6ドア置換増備車2011年 2月10日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 7月 2日(6ドア置換増備車2011年 1月24日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 7月17日(6ドア置換増備車2011年 1月24日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 8月 4日(6ドア置換増備車2011年 1月 5日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 8月21日(6ドア置換増備車2011年 1月 5日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 9月 5日(6ドア置換増備車2010年12月 9日) 新津車両製作所製〕
〔2003年 9月22日(6ドア置換増備車2010年12月 9日) 新津車両製作所製〕
〔2003年10月 8日(6ドア置換増備車2010年11月19日) 新津車両製作所製〕
〔2003年10月24日(6ドア置換増備車2010年11月19日) 新津車両製作所製〕
〔2003年11月10日(6ドア置換増備車2010年11月 1日) 新津車両製作所製〕
〔2004年 3月12日(6ドア置換増備車2010年11月 1日) 新津車両製作所製〕
〔2004年 3月29日(6ドア置換増備車2010年10月12日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2004年 4月13日(6ドア置換増備車2010年10月12日) 新津車両製作所製〕
〔2004年 4月30日(6ドア置換増備車2010年 9月21日) 新津車両製作所製〕
〔2004年 5月18日(6ドア置換増備車2010年 9月21日) 新津車両製作所製〕
〔2004年 6月 2日(6ドア置換増備車2010年 8月18日) 新津車両製作所製〕
〔2004年 6月17日(6ドア置換増備車2010年 8月18日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2004年 7月 2日(6ドア置換増備車2010年 7月27日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2004年 7月16日(6ドア置換増備車2010年 7月27日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2004年 8月 3日(6ドア置換増備車2010年 7月 6日) 新津車両製作所製〕
〔2004年 8月19日(6ドア置換増備車2010年 7月 6日) 新津車両製作所製〕
〔2004年 9月 2日(6ドア置換増備車2010年 6月16日) 新津車両製作所製〕
〔2004年 9月21日(6ドア置換増備車2010年 6月16日) 新津車両製作所製〕
〔2004年10月 7日(6ドア置換増備車2010年 5月28日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2004年10月21日(6ドア置換増備車2010年 5月28日) 新津車両製作所製〕
〔2004年11月 8日(6ドア置換増備車2010年 5月10日) 新津車両製作所製〕
〔2004年11月24日(6ドア置換増備車2010年 5月10日) 新津車両製作所製〕
〔2004年12月 8日(6ドア置換増備車2010年 4月19日) 新津車両製作所製〕
〔2004年12月24日(6ドア置換増備車2010年 4月19日) 新津車両製作所製〕
〔2005年 1月14日(6ドア置換増備車2010年 4月 2日) 新津車両製作所製〕
〔2005年 2月 9日(6ドア置換増備車2010年 4月 2日) 新津車両製作所製〕
〔2005年 2月25日(6ドア置換増備車2010年 3月 8日) 新津車両製作所製〕
〔2005年 3月14日(6ドア置換増備車2010年 3月 8日) 新津車両製作所製〕
準備中
〔2005年 3月30日(6ドア置換増備車2010年 2月 1日) 新津車両製作所製〕
〔2005年 4月14日(6ドア置換増備車2010年 2月 1日) 新津車両製作所製〕