神機動戦史ガンダムラテール第2話

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神機動戦史ガンダムラテール第2話 - (2010/08/22 (日) 23:32:59) の編集履歴(バックアップ)


あまりの眠さでシンヤの体力は限界に達していた。
それもこれも夜3時に新スレなんか立てるアンチのせいだ―。
シンヤは保健室で仮眠をとることにした。
教室を出ようとした瞬間、何者かとぶつかる。
見るとそれは採点済のテストの答案を持った先生であった。
このままではヤバい。
「トイレ…いく…」
嘘をついてその場を立ち去ろうとするシンヤを先生が呼び止める。
「シンヤ、保健室は答案を受け取ってからにしろ。」
シンヤの考えは完全に見透かされていた。

出席番号順に生徒が答案を受け取る。
シンヤの前の生徒が答案を受け取った。
次はオレの番だ。
答案を受け取ったらダッシュで保健室に逃げよう。
そう思ってた矢先であった。
何やら様子がおかしい。
前の生徒がその場で屈み込む。
よくよく観察してみると小刻みに震えている。
まさかコイツも保健室に行くつもりか?
昨日の因縁もあるシンヤにとってそれだけは避けたい事態だった。
直後、その生徒は突然口を開く。
何か呟いているようだがシンヤには聞き取れない。
「…なて…」
「な…ん」
その生徒は謎の言葉を呟きながらよろよろと歩いていった。
遂にシンヤの番だ。
シンヤは答案を受け取ると同時に事の顛末を理解した。
ヤツは7点と呟いていたのだ。
シンヤは激昂し、いつものクセで叫ぶ。
「未来のある中学生を叩いて楽しいのかよ!!!」
間違いに気付いたシンヤは荷物を纏め、家へと逃げ帰っていった。