[93/09/26 00:47] GIJ=CHECKMATE 最下位決定戦決勝戦!その2
●1回戦 第3試合(森)
CHACAPOW 千秋さん
vs.
SLR.WTR 光明寺博士さん
第3試合は、どちらも名前からロボットの性格がわかるもの同士の対決
です。また両者とも2足でないのも共通しています。個人的には、2足で
ないロボットはそれだけで不利を背負っているので、ここに残ってしまっ
てもロボットを責めるわけにはいかないかな、と思っています。
CHACAPOWは、名前の通り、CHACKIE(でしたっけ?)さんのCANON/POWER-
ARMロボットで、足は4輪です。かなり真面目に敵をさがし、真っ向から立
ち向かうのですが、遠距離の武器がCANONであるため、たいてい撃ち負けて
しまいます。得意技は、いきなり目前に現われた敵を殴ること。このラッキー
パンチ(失礼)で相手の武器を壊す、というシーンを2度3度と見ました。
レゴブロックのようなカラーリングと、「チャカポウ」という心地よい響
きがなかなかマッチしていて、実は一番のお気に入りです。
SLR.WTRは、SOLAR/SPARK/HOVERというあまり見たことのない組み合わせ
です。その名の通り、水の上を好みます(砂漠の場合のみ)。SOLARを装備
しているので、エネルギー切れで水死、ということはないようです。もし
かすると、水の上の方が水面からの反射光もあって、エネルギーがたまり
やすい・・・なんてことはありませんね。SLR.WTRは、どちらかというと動
きの少ないロボットで、残り時間が1分を切るまでじっと待ち、そこから
おもむろに敵を探し始めます。今一つ乱戦には弱いようですが、森は比較
的得意なようです。
過去の対戦は、CHACAPOW 1-2 SLR.WTRと、SLR.WTRが一歩リードして
います。
音楽の開始と同時に、SLR.WTRは自分のホームポジション(NIGHTMARのホー
ムポジションの一つ下)へ進もうとしますが、森の場合は木が邪魔してそ
の場所へは行けません。その途中をCHACAPOWが発見して、CANONを撃ちます
が、弾の速度が遅く、余裕ですり抜けます。結局、SLR.WTRは、画面上の湖
の隣で落ち着いたようです。
CHACAPOWは、ゆっくりと敵を探しながら進みます。若干無駄な動きが多
いような気はしますが、森でもたいてい敵を見つけることができるところ
がウリです。
時間もロボットもゆっくりと動いているようです。SLR.WTRはまったく動
かず、CHACAPOWは一筆書きのような軌跡を残しながら森の中を縫っていき
ます。得意のタートルグラフィックという感じでしょうか? 場所が森と
いうことも手伝い、なんとなくほのぼのとしてしまいます。
ついに1'10"、CHACAPOWがホームポジションにいるSLR.WTRを発見! も
うほのぼのとはしていられません。SLR.WTRはすかさず逃げますが、より狭
い方に進んでしまいました。CHACAPOWはSLR.WTRを追い詰めます。湖ごしに
SLR.WTRを発見し、すかさずCANONを1発だけ発射し、命中。なんともコス
トパフォーマンスに優れたロボットです。
湖畔の攻防はその1発で終わりました。ちょうどすれちがう形で、CHACA-
POWは画面上部へ、SLR.WTRは画面下部へと進みます。残り時間はたったの
47秒。CANON1発でそのまま時間切れか? と思われましたが、両者がぐるっ
とまわって、先ほどとちょうど反対側で、SLR.WTRの目前にいきなりCHACA-
POWが登場するという、逆転のチャンス! ここでSLR.WTRがスパークを撃っ
て逃げれば・・・、
しかし、ここでSLR.WTRがとった行動がなんとも不可解。唐突にバックし
始めたのです。1歩2歩とSLR.WTRが下がる間にCHACAPOWも気付いて、SLR.
WTRに向かって、CANONの連射、連射! SLR.WTRは3歩下がってからおもむ
ろにSPARKを撃ち始めますが、あまりにも遅過ぎる。いくら弱いCANONでも、
正面切っての撃ち合いならSPARKには勝ちます。ましてや撃ち始めるタイミ
ングが全然遅いのでは・・・。
結局、CHACAPOWがなんと、CANONのみで勝ちました。CANONで勝つとは、
なんともこころ憎いばかりの演出でしたね。
さて、次は1回戦の最終試合です。これで、ワースト4(失礼)が出揃う
わけです。
●1回戦 第4試合(森)
Y-JACKET 柴田淳さん
vs.
N.K.R.R. NNYANさん
Y-JACKETは、前にも書いたように、動きの面白い殴り屋本舗。追われる
と逃げ、逃げると追うというのが、さすがはOh!Xライターという感じです。
ただ、やはりお忙しいのか、バランスがとり切れていないようで、今一つ
勝てません。結局このトーナメントに出て来てしまうハメになったのは、
本人も至極不満なことでしょう。でも、個人的には、こういう評価の高い
人のロボットがこういうところにいると、他の人の励みにもなるので、ぜ
ひこのままトーナメントの頂点(どん底?)を目指していただきたいもの
です。
N.K.R.R.は、POWER-ARM/SPARK/2足という第1回でもっとも多かったと思
われる組み合わせです。命名の由来は知りませんが、なんとなく「ナコル
ル」と読めるので、私は勝手にそう呼んでいます。ナコルルにしては、全
体に色が白く、ちょっと「怒」が少ないかな? などと感じています。動
きは積極的で、殴り合いにも強く、接近してたまに使うSPARKの威力も抜群
で、なぜこんな順位にいるのか不思議なくらいです。
両者の過去の対戦成績は、3勝3敗1分けとまったくの五分。好勝負が
期待できます。
さて、スタートと同時に両者飛び出していきます。N.K.R.R.はスタート
地点からそれほど離れずにダッシュ&サーチを繰り返しています。一方、
Y-JACKETはすぐに外周にたどりつき、左から上へと回り始めました。この
感じではすぐに両者は顔をあわせそうです。
果して、N.K.R.Rがウロウロして、Y-JACKETの正面に出てしまいました。
あわててN.K.R.R.は引き返そうとするのですが間に合わず、Y-JACKETの
POWER-ARMを一発くらってしまいます。これはこのままY-JACKETがN.K.R.R.
を追いかけておしまいかと思ったら、さにあらず。
N.K.R.R.は、隣のHEXに逃げたのですが、それをY-JACKETは敵が追って来
るものだと判断してしまったようです。唐突に逃げモードに切り変わって
しまいました。いきなり方向を変えて逃げようとしますが、木にはばまれ
て思うように進めません。その機を逃さず、N.K.R.R.は振り向いて、SPARK!
4発とも命中! Y-JACKETは白く光っています。実際にはそんなことはな
いのでしょうが、敵が白く光るとこいつは効いているなと感じてしまうの
がゲーマーの性。もちろん、大火事にもなっています。
満身創痍のY-JACKETは逃げようとするのですが、やはり木にはばまれ、
N.K.R.R.のまわりをグルっとまわるように動いてしまいます。気がついた
時にはN.K.R.R.の隣のHEX。N.K.R.R.はおもむろにY-JACKETの方を向き、
POWER-ARMで殴りつけます。
ボコっと音とともに、Y-JACKETの腕がもげました。SOLARがもげたのなら
まだ勝負のしようもあったのですが・・・。なんと無情な結末でしょう?
N.K.R.R.は無機質にY-JACKETを殴り続け、2'24"という短い時間で勝負が
つきました。本来は同レベルであったはずの勝負が、一瞬の躊躇のために、
こんなにまで大差がついてしまったのです。つくづくRCというゲームの
恐ろしさを実感させられる勝負でした。
さて、ここより2回戦です。さすがにつかれましたので、ここからはあっ
さりいかせていただきます。
●2回戦 第1試合(森)
YOU-007 I_youさん
vs.
VIF-2 沖塩豊武さん
過去の対戦成績はYOU-007 1-3 VIF-2で、VIF-2のリード。しかも、YOU-
007は特に森を苦手としていますが・・・。
スタートすると、またYOU-007は元気良く外周へ飛び出していきます。そ
こをたまたま補足したVIF-2がレーザーを撃ちます。しかし、間にまた木が
ある! これは、VIF-2の弱味と言えるかもしれませんが、いちいちチェッ
クしていたら、敵は逃げてしまうでしょう。こう考えると、VIF-2も森が苦
手なようです。
エネルギーの70%をつかったVIF-2は例によって、画面右下にいって、
じっとSOLARでエネルギーを補給します。YOU-007はなにがあったかまった
く気にしない様子で、元気良く外周を走っています。またエネルギー切れ
しなければ良いのですが・・・。
YOU-007が画面右下に来た時、VIF-2に気付き、ATOMICを発射するのです
が、VIF-2はとっくにSOLAR-nばりに位置をずらしています。この後はしば
らく追っかけっこがつづくのですが、やはり心配された通り、あっさりエ
ネルギー切れしてしまいます。
一方、エネルギー切れとは無縁のVIF-2、エネルギーを補給しながらちま
ちまと動くのですが、動きがランダムに頼り過ぎていて、まったくVIF-2
を発見できません。結局、チャンスであるはずの2分という時間を無駄に
浪費し、TIME UP!
というわけで、舞台は砂漠へ!
●2回戦 第1試合(砂漠)
VIF-2 沖塩豊武さん
vs.
YOU-007 I_youさん
また、スタート直後から両者動き始めますが、今度は木がありません。
座標があったと同時に、VIF-2がレーザー発射。ギリギリで、YOU-007はよ
けます。VIF-2はすかさず左下でエネルギーをためようとしますが、こんど
はちょうどそこに斜めから入って来たYOU-007のアトミックを食らってしま
います。逃げる方向を見定める一瞬の隙をついたのです。
その後は、YOU-007がとどめの一発を決めるため、森とおなじく追いか
けっこの始まりです。しかし、さすがは砂漠、エネルギーの消費もはやい!
2分10秒をのこして、すでにYOU-007のエネルギーは切れてしまいまし
た。
じっくりエネルギーをためるVIF-2。今度は砂漠ですし、見落とすことは
ないでしょう。
ゆっくりとVIF-2が索敵を始めます。しかし、見つからない・・・、どう
した? VIF-2。お前の斜め前のちょうど直線上に敵はいるというのに・・
・。おいおい、もうなんどもYOU-007と直線で結ばれたぞ。距離だってたっ
たの3HEXだぞ。お~い、どこにいくんだ~!
という叫びもむなしく、なんとここでタイム切れ! VIF-2はYOU-007に
敗れ去ったのでした。
ここでもとんでもない下剋上! 対抗馬であったはずのYOU-007もここで消
えた今、だれが栄誉ある最下位の座をいとめるのか、まったく予想できませ
ん。
●2回戦 第2試合(森)
Y-JACKET 柴田淳さん
vs.
SLR.WTR 光明寺博士さん
随分とことなるロボットの対決となった2回戦第2試合。過去の対戦では、
Y-JACKETが4勝1分と圧倒しています。これはかなり一方的な勝負が予想さ
れますが・・・。
スタート同時に、SLR.WTRはやはりホームポジションを目指します。しか
し、そこをY-JACKETに捕捉され、POWER-ARMで2発殴られます。横から殴ら
れていますから、SLR.WTRにとっては、武器が落ちずにすんでラッキーとい
うくらいのものです。
Y-JACKETはやはりしつこくはおわず、あっさりと右上に進み、SLR.WTRを
やり過ごします。Y-JACKETはそのまま画面右上あたりをウロウロとします。
まったくSLR.WTRを見つけられそうな気配がありません。
そうこうしている内に、残り時間が1分を切り、SLR.WTRがおもむろに動
き出します。画面左下でウロウロしていところを、Y-JACKETが発見し、殴り
倒し、SLR.WTRはそのままBREAK DOWN。予想通りの一方的な試合でした。
Y-JACKETが勝ってしまいましたね。ちょっと残念です(笑)。
●決勝戦(森)
VIF-2 沖塩豊武さん
vs.
SLR.WTR 光明寺博士さん
ついに、決勝戦。ここでの敗者が、栄えある最下位の座を獲得します。し
かし、この両者とはまったく予想がつきませんでした。どちらも、予選リー
グでは、そこそこのポジションを確保していたこともあり、とてもこの最終
戦に残るようなロボットではなかったはずだったのですが・・・。
ちなみに、かこの戦績は、VIF-2 2-3 SLR.WTRで、引き分けはなし。好
勝負が期待されます。残り1分を切って、SLR.WTRが動き出した時に、VIF-2
がどういう状態にあるかによって、結果が大きく異なると予想されます。
さあ、闘いのゴングが今鳴り響いた!
開始早々、VIF-2が直線にのったSLR.WTRに対し、LASER発射。しかし、木に
はばまれます。やはり、VIF-2にとっての最大の鬼門は、この「森」という地
形によるところが大きいのでしょう。VIF-2はすぐにエネルギーをためるため、
画面右下へ移動します。
一方、SLR.WTRは画面上部にいるのですが、VIF-2との距離が6HEXとなった
ため、止まって様子を見ています。お互いにまったく動きません。VIF-2は、
エネルギーをためおわると、索敵しながら歩き、SLR.WTRと直線上にのった
瞬間にまたもLASERを発射しますが、やはり間に木があります。VIF-2はまた
もエネルギー補充モード。
そうこうしている内に、残り時間が1分を切りました。SLR.WTRの動き出す
時間です。まずは画面左上に行き、そこからゆっくりと画面下へと動きます。
VIF-2も画面下。ここで勝負が決するのは明白! SLR.WTRとVIF-2が間に1HEX
を破産で対峙します。VIF-2はLASER発射! SLR.WTRに命中! SLR.WTRもす
かさずSPARKで反撃。しかし、VIF-2がLASER発射後素早くよけたため、1発
しか食らわずにすむ! しかも火事はなし。これはSLR.WTRにとっては非常
に痛い。残り時間はたったの20秒。
祈りもむなしく、SLR.WTRはあさっての方向に索敵を開始してしまい、むな
しく時間は過ぎ、ついにタイムアップ!
「最下位は SLR.WTR!」
というわけで、ずいぶんとながながと続けて来ましたけど、気を悪くなさ
れた方ごめんなさい(特にトーナメント出場の方)。
しかし、これだけながくやったおかげで、予備予選落ちした21体のロボッ
トには、やけに愛着がわいてしまいましたね。正直言って、やたらと慎重で、
勝敗に時間ばかりかかる上位のロボットより、戦い自体は面白い気がします。
私は禁止武器とかには反対ですが、もう少し動いたロボットが有利になる
ような何かが欲しい気がしますね。やはり、このゲームは、装備うんぬんよ
り、「動き」それこそが面白いのですから。
最終更新:2021年12月27日 20:24