【PSY】【Reckless!!】
謀 賽:
01完成。混沌断片が一定数集まったら開催。
じゃんじゃん投げてくださいなー。
◆目次
1.大会概要
2.ルーリング【必読事項あり】
3.以下本文
4.あとがき
1.大会概要
疾走感溢るる混沌のSSトナメ。
茶会の一日ごとに開催される(つもり)の謎のトーナメントです。
茶会サブイベトなら茶会期間中に終わらせるべきじゃね? と言う意見をふんだんに取り組みすぎて失敗しそうなトナメです。
開催は早いので気をつけましょう。参加できなかった知らなかったなんてことがあったらごめんなさい。
見たら即登録! くらいがいいかもしれません。
文章系トナメ。
とりあえず疾走感はあんまり溢れてません。
しかし、混沌は保障します。
2.ルーリング
『禁止機体について』:優勝機体は禁止になっていきますよー:【必読!!】
シン・アスカ専用デスティニーガンダム
『参加制限について』【必読!!】
ダブルシールド(シールドを持つ武器と、シールドを持つ装備を同時に装備すること)を禁止。
優勝者のオリ機は個別に禁止されるようです。[オリ機が一機禁止になったからと言って他のオリ機が禁止になるわけではない]
耐久700・コスト100基準のプラスマイナス換算で、優勝者機体が上回れば制限がきつくなり、下回れば緩くなるようです。
説明してもわかりにくいと思うので、実例を見てくだされば。
『団体戦になってる件』
開催時はバトロイになります。
『参加のときにしてくれると嬉しいこと』
コメントにお好きなコメントを残していってください。
すると、次に設置される文章のどこかにそのコメントを髣髴とされる内容になります。
キーワードのみならず、『○○が~する』みたいなのでも構いません。しかし、具体的にしすぎると他の人とかち合う可能性があるので注意です。
それは、チラッと出てくる描写の片隅にちょこんと置いてあるだけだったりします。
或いは、話の本筋を大きく揺るがすものとなっている可能性もあります。
どのようなものでもかまいません。明らかに本筋と関係のなさそうなものでもかまいません。て言うかMSTと関係ないものでもかまいません。
『禁止ワード』
過度にえちかったりするの禁止。
過度にグロかったりするの禁止。
ランカーさんの名前を出すときは本人許可。
勢力名も同じく。
『賞金以外の賞品について』
70000に削減されてますが、30000pt分(名声300分)の機体作成を要請可能になりました。なお、その作成は断ってもいいですし、余った分はpt変換可能。実質、100000ptとお考えください。
3.以下本文(鋭意作成中)
【混沌断片】
目の前の現実のようになりたくなかった、それが恐かった。
私は猫より犬が好きだ、理由は猫の肉球には毒が有るから。
そう、だから彼は帰ってきたのだ。約束を果たすために
よし、あとは音声認識解除コードだけだな…あー、アー、ぁー、ゴホン。”必殺…!ねこにゃーん・バスター!!” …解除成功。次に移る。
喜びも苦しみも全てを捨てて這い上がれ。この俺の如く
漢は黙って背中で語る。何故ならばそれは…漢だからだ。
おでんはオイシいだけどグラタンもうまい
その魂は散ってこそ美しい薔薇となる。ならば散らせてくれようぞ、その胸の薔薇を・・・
【以下、本文】
ここに、絶望の夜を駆け抜けた男がいた。
何時倒れてもおかしくない満身創痍。
本人は気づいていないが、その心身は既に活動の二割を停止している。
しかしその中でなお彼は、ずっと考えていた。ある、一人の女性のことを。
“会いに行かねばならない”
そう、だから彼は帰ってきたのだ。約束を果たすために!
「遅いぞチ・サート。二分三十二秒三八オーバーだ」
「いや、センリですから。読み方間違ってますから。ってか何ですかその似非イタリア語っぽい発音は」
ここはカラオケ“オンドルギターですか?”の一室。
色気のない眼鏡の女性は如何にも気だるげな口調で、たった今入ってきた中性的な顔立ちの青年と会話する。
最後の時間を計っていたことまで突っ込みは回らないらしい。
「で、何故遅れたのか理由を聞こう」
「キャバクラに行っていたなんて言わないけど、散々奢らされて文無しだから哀れんで許して貰おうと思っている」
「天然なカミングアウトだな。見上げた勢力員だ、素晴らしい。そんなわけで、その魂は散ってこそ美しい薔薇となる。ならば散らせてくれようぞ、その胸の薔薇を……」
「前後の一致してない台詞と一緒に手をワキワキ動かさないでください、気持ち悪い! っていうかホント毎回すみません」
口だけ笑っていたわけでもなく、瞼だけピクピクしていたわけでもなく、あまりにサラッと何時ものまま言うので反応が遅れてしまったらしい。
眼鏡の女性が小さく“失礼なヤツだな君は”と呟いたあたり、動物的本能でやっとこさ危険を察したのか、途中から突然平謝りになる青年。
その上下関係は極めて微妙なバランスで成り立っているらしい。
「ん、よろしい。さて、集まってもらったのは他でもない」
「二人しかいないけどな」
「……集まってもらったのは他でもない」
虚しさを掻き消すように繰り返す眼鏡の女。
その姿は決して弱くはないのに、何処となく意地らしさを感じさせる。
「とにかく戦艦が欲しい。何ゆえ会合の場をこんなカラオケボックスでやらねばならんのだ。この前なんて喫茶店だっただろう」
「いいじゃないですか。オシャレで」
「オシャレ、ね。私とは無縁な言葉だな。洒落てるのは好きなんだが、オシャレは無縁だ」
褒め言葉のつもりが逆効果だったらしく、チッ、と小さく舌打ちする千里。
このチッ、と言う舌打ちには『オシャレ、と言う単語にここまで反応しないとは……!』と言う気持ちがこれでもかと言う程に込められている。
「で、その、何だ。完成度はどうなっているんだ」
「自分で問い合わせればいいじゃないですか」
「番号控えるの忘れたんだ」
やっちゃったぜ、そんな爽やかな表情だった。
「その為に呼んだんですか」
「YES!! YES!! YES!!」
「アンタはいったい何なんだァーッ!」
など激しい突っ込みを入れつつも、ちゃんと番号を教える千里。
ちゃんとノリについていける稀有な人材だ。しかし、その良さをこの女性は理解しているのか怪しい。寧ろ、自分が中心な部分もあるのであまり気にしてないのかもしれない。
「ふむ、確かにメモしたぞ。ありがとう、チサト」
「だから名前違いますってば。我輩は猫である、名前はまだ無い」
「私は猫より犬が好きだ、理由は猫の肉球には毒が有るからな。ふにふにすると溺愛毒を感染(うつ)されて骨抜きになってしまうのだ! つるねぇもそう言っていた」
ここで真顔である。
この人、これに関しては間違いなく素だ。
千里は、ここに来て改めて認識させられるこの女性のポテンシャルにうろたえる。って言うかつるねぇって誰だ。
間髪入れず女性は続ける。
「ふふ、しかし名前が欲しいな。名前が無いのでは今いち呼び難いッ! この謀 賽が名づけ親(ゴッドファーザー)になってやるッ! そうだな……『喜びも苦しみも全てを捨てて這い上がれ。この俺の如く!』という意味の『チサト』というのはどうかな!」
「今までと変わってないじゃないですか。って言うかまだその話題続いてたんですか?」
「『メイドと血の懐中時計』の血に、『犬夜叉』の叉に、『紅世の徒』の徒と書くんだぞ。どうだ、ダサかっこいいだろう」
「何処の暴走族ですか何処の! っていうかダサい言うならやめてくださいよ」
そこで一息置いて、謀 賽と名乗った女性はフッ、と鼻で笑う。
「それは見解の相違ってやつだよ……チサート。そんな些事は置いておいて! カラオケボックスの時間がまだ余っているな? 折角だから歌うとしようじゃないか」
そう言い終わるか否かと言うところで突然賽の手が動く!
疾風が如き高速をもってリモコンを掴み、『番号の書いてあるブ厚い冊子などファックしてくれるわぁ!』と言わんばかりの気迫で番号を入力し送信する。
――その過程は秒針二つを動かす時間よりも小さく、それでいて精密。
千里はここで完全に突っ込みのタイミングを喪失する。
彼女がここの常連なのは知っていたが、まさかここまでとは……!
ここで会議する際は何時もついでに歌っていくので、薄々予想が出来ていた筈なのに。半端に解っていた分だけ悔しく思う。
そして流れてくる無機質な演奏。歌うと言うなら、聴くしかなかった。
「抱きしめたー! こーころのコスーモーォゥ! 熱くぅ! 燃やせぇ! 奇跡ーを 起こせッ!」
◆ ◆
「思ったよりも早かったな……いや、何と言うか消化不良だ。これもチサトが長引かせるからだ」
「……勘弁してください」
カラオケから出てきた二人組。
名残惜しそうな賽とゲンナリしている千里の姿は対照的だった。
「しかし、そろそろ昼食の時間だな。どっかで食べていくか? 調子に乗って無駄に注文しないと言うなら、奢るぞ」
「あー、ご一緒させて貰いますよ、と」
「そかそか。何が食べたい?」
賽がこのように無償な好意を表すのは珍しい。
彼女の好意は大概のことにおいて何か自分の価値観の中で感じ入るものや感動した相手にのみ与えられるものだ。
ひょっとしたら、千里にも何かそう言うものを感じているのかもしれない。
「おでんはオイシいだけどグラタンもうまい。よって、おでんグラタンで」
「……そういえば昨日作ったシチューがあったな……」
「え? それ食べろと? 一つ屋根の下で? ふふふふひひふへへへ」
「生憎失敗作でな。おでんグラタンのあたりで味見させてやろうかと思ったが、今の一言で火にかけた後に頭からぶっかけてやろうと思った。沸騰寸前のヤツを冗談抜きで」
「ごめんなさい、本当の話」
相変わらず恐怖は感じない声色だったが、不気味な笑い声を中止し謝る千里。
謝りながら、この戦慄は眼前に立って実際にその対象とならねば解らないものだと千里は思う。
もし自分が第三者だったなら何とも感じない程に、賽の言葉は自然だ。鈍い奴ならその本気を冗談と受け取ってそのまま直撃を受けるのではないかと思う。
一度思いっきり『いい一発』を食らった奴を見たことがある。目の前の現実のようになりたくなかった、それが恐かった。
そんなわけで、彼女の感知不能な怒りゲージに対しては敏感であるように心がけている。幸い謝れば許してくれるので、それが唯一の救いと言える。
「まったく、たまにはサービスしてやろうと思ったら。お前の店を選ぶ権利はたった今から剥奪だ、最寄の店にでも行くことにする」
「そげな殺生な……殺生な……」
「エコーするな落ち込むな。まあ、とにかく美味さは保障できるぞ。お前もよく知っている店だ」
◆ ◆
ここはさる料理店の入り口。
建物の外観こそ大きくないものの、和な空気がそれとなく溢れている。
なんとなく感じる。来る人はずっと来る、来ない人は一度きりで二度と来ない。そんな、『通』な空気が漂っている。
「よし、あとは音声認識解除コードだけだな……あー、アー、ぁー、ゴホン。”必殺……! ねこにゃーん・バスター!!” ……解除成功。次に移る」
「何やってんですか!?」
何故かそこで謎の言葉を発したり怪しいことをしている賽と、相変わらず突っ込みをするしかない千里がいた。
どういうわけか、賽はその手にゴム手袋を嵌めている。
「いや、何だ。この前、ここの女将にそうしないとロックがかかっていて入ることはできないとかなんとか言われてな。あと扉に高圧電流が流れているから絶縁体の手袋を携帯しておけとか、あとは他にも……」
バカだ。バカがいる。ここにバカがいるぞ。
『私は為すべきことをやった、さあお前も付いて来い』。店内へと踏み入るその背中はあまりにも眩しい。
『漢は黙って背中で語る。何故ならばそれは……漢だからだ』。そんな言葉を回想した。
ヘッ、かっこいいな。
ドジを超越した眼鏡の勢力長は、こんなにもカッコいいものなのだなあ。
でも、少なくとも……漢ではないよな。うん。
【02 一升庵激闘編のディスクをセットしてください】
◆ ◆
【ちょっとアレな用語集 01 カラオケボックス編】
謀 賽 / たばかり さい:
社会福祉から殲滅戦まで幅広く気ままに行う勢力、れっくれすの統主。
常に色気のなさそうな服を着ていて、眼鏡をかけている。
特に、外出でない用事の時は整備士のつなぎを着ていることもあるくらい無頓着。
フォーマルもカジュアルもそれなりに似合うのに、つなぎ。偏屈なやつ。機械弄りが出来る所為だろうか。
性格は極めて冷静、それでいて果てしなく情熱ルネッサンス。
決して二重人格なのではなく、出るところは出て引っ込む所は引っ込んでいる。……性格の話だぞ、性格の。
変な所でドジを踏んだり、とんでもないボケをかましたりする。眼鏡との関係は密接?
好きな機体はガブスレイ。好きの程度は、デフォルメされたガブスレイ人形と一緒に寝るくらい。
当初その愛情は閉鎖的で広く知られることは無かったが、好きな男性のタイプはガブスレイのような男の人だな、と真顔で答えたことでガブスレイ好きとしての認知度が高くなった。
千里 / センリ:
れっくれすに属する物好きな中性的な顔立ちの青年。
センリ。勢力長からはよくチサトと呼ばれる。
ド天然。しかし、基本的には突っ込み役を行う。
密かに剣と銃を自在に操る程度の身体能力を持つが、銃刀法違反で逮捕されるのを恐れているのであまり活用できていない。銃刀法違反もへったくれもないような気がするが気にしてはいけない。
実はチサトと言う名前の姉か妹がいるらしいぞ!(捏造設定
オンドルギターですか?:
賽の好きなカラオケボックス。リクエストすればかなり高い確率で応えてくれる。
店の名前は『本当に裏切ったんですか!』と言う意味のオンドゥル語を日本語風に当てたものらしい(Helloを波浪と当てるようなもの)。オンドルギターというのは、音頭するギターのことらしく、和と洋の融合らしい。賽はオンドルギターを絶賛している。
同時に
れっくれす会合指定所の一つであり、他には高級割烹料理屋『一升庵』、骨董楽器店『騒戯屋』、洋菓子店『Moonflow』などが存在。
ペガサス幻想 / ペガサスファンタジー:
カラオケでよく賽の歌う曲。
賽は熱い曲しか歌わない。
JAMPROあたりを歌うと千里も付き合うこととなり、災難。
ちなみにこの日に歌った賽の曲リストはこんな感じだった。かなり偏っている。
『ペガサス幻想』
『HEAT CAPACITY』
『Go for it!!』
『SKILL』
『SOUL TAKER』
さる料理店 / さるりょうりてん:
勿論、あのお店である。
許可は既に貰ってたりするとか。
4.前大会結果
優勝者は蓮さんのシンデス、『†終景・白帝剣†』でした。おめでとうございますー
容赦ないコメントの嵐でした。こいつぁカオスの調理甲斐があるぜ……!
混沌断片調理完了、まさにカオス。
皆のコメントをオラに分けてくれ!
参加、お待ちしてます。
最終更新:2006年11月26日 16:02