【酒の一滴は血の一滴】ランド:
~要塞化した一升庵の中で~
持てる限りの知恵を絞り、三人寄れば文殊の知恵…ではなく
三つの矢は合わされば強いけど一本一本なら弱いんだよという逸話(違)を地で行った
三人の男達が寝静まった頃…
女将はこう呟いた…
女将「うまく行きましたね… 普通に言ったのではなかなか協力してくれませんからね
しかし…案外みんなも単純ですね(クスクス」
袖口に隠していた目薬をそっと薬箱の中に戻し彼女も就寝するのだった…
~翌日…ありとあらゆる罠が仕掛けられた一升庵の中で~
三人の男達は女将の涙(?)に珍しく萌え…もとい燃えながら
一人の女傑は自身の策の成功に胸奮わせながら
四人は意気高く『お客様』の到着を待っていた…のだが…
数時間後…
あかね色の空を見上げながら誰かがボソリと呟いた…
誰か「来ませんね~」
同調して誰かが呟く
誰か「そうだね~」
そして、お腹をすかせたもう一人が呟いた
誰か「もう止めにして飯と酒にしようやぁ~」
そんな三人の様子に
女将は必死の様子で
女将「あ、後1時間だけ待ってみましょう、ね、ね!」
と説得するのだった…しかし1時間が経過しても誰も来る様子もなく、
とうとう閉店時間となった
~閉店後の一升庵で~
女将「む~~~~~」
女将はふて腐れながら頬を膨らませる
今日のお客様を待つ時の、まるで獲物を狙う豹の様な雰囲気に怯えていた男性陣は
やはり女将は優しくなったという勘違いを…続けるのだった
ランド「お客はん、けーへんかったなぁ」
シュトライザ「そうですね…どうしたんでしょうか?」
ぶつぶつ…ごしょごしょ
男達がこっそりと相談する声がこだまする
女将は心なしか額に汗が浮かんでいるようだが…?
そして当然といえば当然の疑問を女将にぶつける
がるま「女将…来店の日を間違えたんじゃないか?」
…その指摘の瞬間、女将の顔は笑顔のまま凍り付いた
女将「エ?ソンナコトアリマセンヨ~」
片言になったその様子から、
男性陣は全てを察したのだった…
すなわち…お客様が来るのはまだまだ先であることを
三人「女将!!!!!!!!!」
女将「あわわわわ~~~」
~おいかけっこ終了~
怒りやら呆れやらで女将を追いかけ回すも
慌てていようが流石に女傑である女将が捕まる気配もない…
そして疲れ果てた三人はばたりと床に倒れ込む…
ランド「明日辺り一回外出ようやぁ、酒切らしてしまうでぇ…」
シュトライザ「籠城の食料ももう少し要りますね、用意しなくては…」
がるま「客に出す食材も要るぞ…新鮮でなくてはいけないからな」
少し遠くで、息も切らさずに男性陣の方を向いて
ニコニコとしながら女将はこう呟いた…
女将「苦労をかけますねぇ…」
何か言い返そうとしたが、その体力も気力も(三人はお客が来るまで気をはっていたため食事も取っていなかったのだ)
尽きた彼らは何も言えなかった…
そしてその場で三者三様の寝息をいつの間にか立てていたのだった…。
~翌日~
前日倒れる前に決めていたように、買い出しに出かけようとした三人の前に
二日前にかけた罠の数々が、牙を剥いたのだった
ボウガンアリ、落とし穴アリ、果ては火炎放射器から、ビー玉を敷き詰めたマットなど
思いつく限りの罠が仕掛けられており…
はまりようによっては命を落としかねなかった。
本人達が仕掛けたのだから突破出来て当たり前と知らない人は言うかも知れない
だが、数十を超える罠をそれぞれが作りその内容全てを丸暗記など出来ようはずもなく…
記憶に抜け落ちた罠が幾つあるかも分からないことから…
脱出はほぼ不可能であることが判明した…
結果…一升庵に居る四人がしたことは…
ランド「酒やぁぁぁ、酒持ってこぉぉぉい」
飲んだくれるか、
シュトライザ「はぁ…一体どうしてこんな事に」
悲観にくれるか、
がるま「ふむ…食材を切りつめても…むぅ」
冷静に計算するか、
女将「今回で幾ら損害をおうでしょうかねぇ…はぁ…」
頭を抱えるかであった…
そしてその後…
お客様に罠にかかって頂き、その隙にお買い物に行くというプランが立てられた…のですが
はてさてどうなる事やら
次回に続く!(おぃ
復活の酔っぱらいですw(何
ヨパラーイが消えたら話しが尻切れトンボじゃねぇか!という突っ込みが来そうで何とか復活しました(違うでしょ
今回は選択方式としてマルチエンディング要素を持たせて頂きますw
ENDが謀さんと一緒では面白くない!(マテ
という人用に別イベント要素も盛り込みましたw
ルール…無し!
勝った方のチームのネタで行きます
謀さん風なのが対決編
お外に行った三人と、後日談を交えた一升庵サイド的続き話です
襲来編は…
予定は未定ですが…れっくれすの皆さんにちょっと酷い目に遭って頂きます(爆
怪我・死亡とかは無いのでご安心を(おーぃ
開催日は月末を予定しておりまする~
ではでは参加をお待ちしております(^^
最終更新:2006年11月26日 15:59