【酒の一滴は血の一滴】ランド:
【本大会は可能性としてあり得た情景を表現することを目的としています】
【台詞がビミョーに変わっていたり、登場者のキャラが変わるのはフィクションだからですw】
【本作品では怪我や暴力的過ぎる表記は避けますので悪しからず】


戦略的移動料亭・NEW一升庵【改】『厨房』にて…

外壁の一部に、料亭ならではの調理器具や調度が並んでいるのだが…
厨房と呼ぶには余りにもハイテク機器の密集した部屋であった…

その中に、半ばやけ、しかし嬉々としながら
壮大『っぽい』雰囲気を漂わせて
インカムを付けた男達が報告の声を上げる

誰か「生命反応の接近を確認」
誰か「進行方向及び声紋データより目標は当店と断定」
誰か「女将…どうします?」

額に手を当て、若干のため息をつきながら
一升庵の大黒柱は決断を下す

女将「皆さん、第一種戦闘配置について下さい!」




一升庵な日々… お客様…襲来編

【その1】



~一升庵玄関前~

ほのぼのとした雰囲気を「一人で」醸し出している女性が
傍らの一見すると女性に見えなくもない青年に声をかける

謀さん「ついたぞ、チサト 此処がその店だ」

青年は口をあんぐりと開けながら目の前の店(?)を見上げる
いつもの「読み方が違う!」という突っ込みすら忘れて…

千里さん「な…な…な…」

女性はその顔を見て、我が意を得たりとばかりに頷きながらこういった

謀さん「どうだ?中々風情のある店だろう?」
千里さん「ふ、ふ、風情も何も…」

大きく息を吸い込み、青年は口を大きく開く

千里さん「よ、要塞じゃないですかぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~」

絶叫、である


~一升庵『厨房』~

ニヤニヤと顔を歪めながら赤ら顔の、
手酌で時々思い出したように酒を呷っていた男が呟いた…

ランド「やっぱり驚いてるなぁ…」

当たり前だという顔をしながら良識ある酒豪と
ナンバーワンの常連客が答える

シュトライザ「当たり前ですよ、ウチを見たら誰でもビックリします」
がるま「我々が手塩にかけて手を加えたからなぁ~」

彼らの談笑を長めながら、苦笑いを浮かべていた
妙齢のじゅk…もとい、女盛りの美女がそっとため息をつきながらこう付け加えた

女将「少し前までなら…少なくても外観だけだったんですけどねぇ」

その声に引きつった様な、微妙な三人の笑い声がこだまする…
そんなやりとりを余所に事態は加速度的に…『悪化していく』


~一升庵玄関前~

謀さん「ひぃっさ~~つ、ねこにゃーーーーーーん・バスタァァァァ!!!」

拳をふるわせつつ大声を張り上げる女性を横目にしながら、周囲から「痛みを伴う」視線を感じ、
他人のフリをするかしないか一瞬迷いながらも青年が律儀に質問をする

千里さん「な、何をやってんですか?」

その質問を投げかけようとする間にも何重にもゴム手袋を手にはめている女性を見て
半ば頭を抱えながら彼女に突っ込みを続ける青年…
周りの視線は女性の珍妙な行動より、目の前の青年を哀れむ様なものへと変わっていく
気が付かなかったのは彼にとって幸いなのか…

謀さん「このドアには電流が流されていているのだよチサート」
千里さん「あーもー…そんなわけ無いじゃないですか!」

そろそろ突っ込みを入れるにも飽きたのか、
目の前の女性に「常識」をたたき直そうと思ったのか
動機・理由はさておき彼は足下の砂利を一つかみしてドアへと投げつける…

バリバリバリバリバリ

一瞬だが、小さくない電流のはじける音が、確かにこだました
再びあんぐりと口を開ける哀れな青年と、勝ち誇った笑顔で胸を張る女性

千里さん「な、何で料亭のドアに電流なんか流れてるんですかぁぁぁぁ!」

再び絶叫を上げる彼を尻目に女性はまっすぐとドアに向かっていった

謀さん「な!言ったとおりだろう?にしてもやり口がホームアローンのようだなぁ…」

…彼女が自分で言った台詞をしっかりと覚えていたらどうだろうか?
核心をそのものズバリで突いていたのにもかかわらず、
彼女はドアを大きく開いてしまったのだ…

結果…

プシュゥゥゥーーーー
ゴゥゥゥーーーーーー
ヒュゥーーーー…ボフ

三つの音が同時にドアの向こうより流れてきたのだった


~一升庵『厨房』~

最初の罠の発動により、最初の目的が達成され、
しかし第二の目的が達成されなくなったのか?という思いと共に
複雑な思いでそれぞれの声が上がる

がるま「なっ」
シュトライザ「む~」
ランド「当たったか?」
女将「やった!?」

~一升庵玄関前~

突然の状況の急変に女性の身を案じた青年は彼女の元へかけよろうとした
その時、彼の顔に何かが直撃した!?

パン・・・という短い音が弾ける

千里さん「ッッ!!」

次回に続く



今回は謀さんの原作にそう形での公開となりますw
しかし、次回以降はオリジナルの展開でバリバリと展開する予定なのでご了承下さいw

ゆるゆるなので、シリアスっぽい雰囲気を極端にぶちこわす事請け合いですがご容赦を~(汗

シナリオの状況から状況が分からないという事で
自分以外は誰もが敵っちゅうkとおで「バトルロイヤル」
同じく相手は分からないので非表示設定
そして今回は地上です(`・ω・´)ゝ

そいでもって一升庵な日々シリーズはちーと高めな賞金が付くのが恒例なのでそんな感じでw


ネタ・ご感想の形によっては本作品に反映する…かも

以上ですw


次回は12・5日前後に開催&立てる予定ですw

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2006年12月06日 01:31