リカンベント型自転車に関するよくある質問(FAQ)
走れます。
全長が190cm以内、全幅が60cm以内で乗員が1名のリカンベント型自転車は「普通自転車」として扱われ、車道のほかに歩道を走ることもできます。ただし、歩道では徐行するのが原則です。
「普通自転車」の枠をこえる大きさのリカンベント型は自転車は「軽車両」として扱われるため、歩道を走ることは許されません。
車種によるので一概には言えません。メーカー純正オプションでキャリアを用意している場合もあり、多いものではサイドバッグを4つ装備できる車種もあります。また、シートに装着するタイプのバッグなども用意されています。
ショップリンク集に日本国内でリカンベントを扱っているショップをまとめています。ただし、扱っているブランドには限りがありますので、多くのブランドでは個人輸入をする必要があります。
よくあるクロスバイクなどよりはやや高価ですが、以前よりも安い物も高い物も出て来ました。同じフレームでも、ついている部品(コンポーネント)によっても価格が大きく変わります。
安い物は10万円くらい、高い物はキリがありませんが、ちょっといい物だと20〜40万はすると思っていてください。
使えます。でもモデルにもよります。BikeEタイプのコンパクトロング(CLWB)などは荷物も載せ易いし、通勤や買い物にも問題なく使えます。ローレーサーは日常の足としては使いづらいですが。
立ち漕ぎできないし、坂は登れないだろうと皆思うでしょう。最初は苦労しますが、慣れると力の入れ方がわかってきて、登れるようになります。普通のスポーツサイクルだって始終立ち漕ぎしているわけではないでしょう。
軽量な物のほうが登り易いのは言うまでもありません。
- リカンベントの利点とは何でしょう?
- 空気抵抗が少ない 体が(ある程度)寝ていて、足はほとんど水平に近い状態になっているからです。これがリカンベントが楽、と言われる最大の理由です。特に姿勢の寝ているものは、全面投影面積が小さいだけでなく、地表付近は風が弱いので。向い風には有利です。
- 姿勢が楽 BikeEのような、自動車に乗っているような姿勢のものから、ローレーサーと呼ばれる、体が完全に寝ているものまでいろいろだが、なにしろ前傾せずに、シートの背中と尻で体重を分散できるので尻への負担が少ない。腹が出ていても平気。腕、手のひらへの負担も少ない。
- 視界が広い 上の補足だが、前傾姿勢の普通のスポーツ車は、どうしても下を向きがちになるが、リカンベントは視点が上に向くので、気分的に楽。のんびりポタリングのときは最高。
- 安定したブレーキング 思いっきりブレーキをかけても、前に倒れないので頭からぶつかる確率も低い。後輪もロックしにくい。ただ、BikeEのような後輪荷重が高い(後ろ体重)ものは、フロントブレーキがあまりきかない、というデメリットもある。
- 安定したコーナリング ペダルを漕いだまま(オン・パワーのまま)、車体を倒せる。
- 腰痛や痔の方でも比較的長い時間乗っていられる。
- リカンベントの欠点とは何でしょう?
- 車体が大きく、重い 比較的コンパクトなBikeEタイプ(CLWB)はそれほど大きくも(全長170cm。普通の自転車よりは長いが、それでも普通の自転車置き場に止められる)重くもない(14kgくらい。クロスバイクよりは重いが、普通のママチャリよりはちょっと軽い)のですが、ローレーサーなどは2mを超える物もある。チェーンが長く、フレームも長いのでロードレーサーのように軽量にするのは難しい。それでも10kgを切るモデルもありますが。
- 上り坂に弱い 上り坂に弱い、と云われています。全身を使って「もがき」こそできませんが、慣れれば背中を押し付けて高ケイデンスでペダルを回せば、それなりには登れます。ビンディングペダルを使うと力が入れやすく、足が落ちないので、坂がより登りやすくなります。
- 自動車などからの認識性が悪い 姿勢の低いトライクやローレーサーなどは自動車などからの認識性が悪い、と云われていますが、停まっている自動車の真横に入ったりする場合以外はそれほどでもないようです。姿勢の低いモデルに乗っている方は、旗を立てるなどの策を立てていることが多いです。それより、姿勢の低いモデルはガードレールの横に頭が来る形になり、頭が後ろになるので、路地から大きい道路に出る場合など注意が必要です。
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最終更新:2008年09月01日 05:53