受難


一瞬で零れるその笑顔は
君が捧げるその視線の先は
誰でもなくあの人への愛情か
束の間の幸福であるか

闇砦に閉じこめられし
私に入る視界の中は
希望という月明かりなのか
制裁が与える絶望か

光を見ると涙が止まらない
一体どうしてなのだろう
それはどうやら私はまだ
受難している証のようだ

  

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最終更新:2008年08月20日 15:14