GMTでも、時系列データのグラフを作成することができる。
最も、時系列データなら他にも描画ソフトはいろいろあるのでGMTに固執する必要はないかもしれないが...。
サンプルデータを添付予定。
1.
年月日の設定
入力データのフォーマットは、INPUT_DATE_FORMAT で指定。
描画のフォーマットは、PLOT_DATE_FORMAT で指定。
例えば、入力データが2009-08-21といったフォーマットで、月日だけ描画したいなら
gmtset INPUT_DATE_FORMAT yyyy-mm-dd gmtset PLOT_DATE_FORMAT mm-dd
である。もし、月をAugやSepといった英語名の短縮形で表現したいならば
gmtset PLOT_DAT_FORMAT "o dd"
のように書く。oは月の名前を英語名にすることを表わす。
デフォルトでうまくいくはずであるが、もし月の名前がAugustやSeptemberのように短縮形でなかった場合以下のようにする。
gmtset TIME_FORMAT_PRIMARY abbreviated
2.
時刻の設定
入力データのフォーマットは、 INPUT_CLOCK_FORMAT で指定
描画のフォーマットは、 PLOT_CLOCK_FORMAT で指定
例えば、入力データが08:35:00といったフォーマットで、時間と分だけ描画したいならば
gmtset INPUT_CLOCK_FORMAT hh:mm:ss gmtset PLOT_CLOCK_FORMAT hh:mm
のように書く。
時系列データのRオプションでは、年月日と時刻の間にTを挟む。つまりX軸に時刻データが来るならば例えば
-R2009-08-21T08:35:00/2009-08-22T08:35:00/20/35
のように書く。
Jオプションでも、やはりTを使う。例えば
-JX30T/10
のように書く。
時刻を使う場合には、フォーマットを-fオプションで明示した方がよい
今回の例では、
-fiOT,1f
と書く。つまり書き方は
-f<iもしくはo>0<変数のフォーマット>,1<変数のフォーマット>
iもしくはoは入力(i)もしくは出力(o)を指定するオプションである。-fiと書くことで入力データのフォーマットについてであることを明示している。
この次に描かれている0(ゼロ)と1は、1つ目の変数と2つ目の変数を意味している(0:1つ目、1:2つ目)。
変数のフォーマットには、T(絶対暦時刻), t(相対時間), x(経度), y(緯度), f(小数)がある。
ここでいう絶対暦時刻とは、今回の例のように2009-08-21T08:35:00といったフォーマットのことを言っている、。
以上からこの例でのオプションの意味するところは、入力データについて、1つ目は絶対暦時間で2つ目は小数の値ということである。
#!/bin/bash gmtdefaults -D > .gmtdefaults4 gmtset PAPER_MEDIA A4+ gmtset ANNOT_FONT_SIZE_SECONDARY 20p gmtset INPUT_CLOCK_FORMAT = hh:mm:ss gmtset PLOT_CLOCK_FORMAT = hh:mm gmtset INPUT_DATE_FORMAT = yyyy-mm-dd gmtset PLOT_DATE_FORMAT = "o dd"