解析ツール

Photoshop Extendedには、解析ツールが付属している。
それには、ものさしツールとカウントツールである。

ものさしツール

画像の解析にあたって以下の点に留意する。
画像のピクセルは左上を始点とした座標系
画像の角度は右を0°とした反時計周り

計測スケールの設定

ものさしツールで使われる計測スケールは、初期設定ではピクセルと1:1の関係であるが
計測スケールの設定⇒カスタム
で変えることができる。
例えば、距離を測りたいときに、距離とピクセルの関係が既知(凡例に合わせてものさしツールで測る)であれば、
計測スケールダイアログで、得られたピクセル長に対する論理長論理単位を設定すればよい。
論理長は、例えば緯度1°なら110と設定する。
論理単位は、指定した文字が単位として記録されるだけで、kmのように指定すればよい。
この設定を保存するには、プリセットを保存を選択する。

直線の角度と長さの計測

ものさしツールを実行した状態で、ドラッグしながら線を引くと
X:始点のX座標 Y:始点のY座標 W:X方向の長さ H:Y方向の長さ A:角度 L1:直線の長さ
が表示される。角度は、数学的な角度なので地理座標の方位角なら結果を自分で変換する必要がある。

面積の計測

1.自動選択ツールによる
自動選択ツールにより、画像のエッジのを自動で選択することができる。
この際、ツールオプションの隣接にチェックを入れる。入れないと隣接していない同系色のエッジも選択されてしまう。
さらに許容値を、適切な範囲が選択されるように調整する。
エッジで囲まれた領域が同系色ならば、適切に選択できるがシェードはうまく選択することができない。
うまく選択できていない部分については長方形選択ツールで手作業で選択する。
もしくは画像を2値化してから、自動選択ツールを使うとうまくいく。

3. 画像の2値化
画像の2値化、つまり黒白に変換する。これによりシェードを黒1色に変更する。
イメージ⇒色調補正⇒2階調化
2階調化するしきい値 を適当に設定する(白地にシェードなら255でOK)とする。

参考

adobe tv Photoshop CS4 Extended 医療用画像の解析機能の強化
最終更新:2010年08月31日 11:23