計算式を評価する

bashスクリプトと言いながら、bashそのものの計算用コマンドは使わない。 なぜなら外部コマンドのほうが柔軟だから。

exprによる整数演算

整数演算のみならexprコマンドを用いる。小数を扱う場合にはbcコマンドを使う  expr <計算式> 書き方の例として

足し算
expr 1 + 3
引き算
expr 5 - 3
掛け算
expr 3 \* 4
割り算
expr 4 / 2

いずれの場合にも、数字と計算記号の間をスペースで空ける。また、掛け算の場合には *の前に\(バックスラッシュ)を付ける。

bcコマンドによる演算

exprコマンドよりも柔軟で小数も扱うことができる。ただし、bcは標準入力では受け取らずパイプで渡す必要がある。

echo "<オプションと計算式>" | bc

例えば、7/2.2を小数点4桁で計算して、aという変数に渡す場合には、

a=`echo "scale=4; 5/2.2" | bc`

scaleは、小数点以下の桁数を与えるオプションである。オプションの終わりを;(セミコロン)で区切る。

最終更新:2010年09月08日 16:44