bashスクリプトと言いながら、bashそのものの計算用コマンドは使わない。
なぜなら外部コマンドのほうが柔軟だから。
整数演算のみならexprコマンドを用いる。小数を扱う場合にはbcコマンドを使う expr <計算式> 書き方の例として
足し算 expr 1 + 3 引き算 expr 5 - 3 掛け算 expr 3 \* 4 割り算 expr 4 / 2
いずれの場合にも、数字と計算記号の間をスペースで空ける。また、掛け算の場合には *の前に\(バックスラッシュ)を付ける。
exprコマンドよりも柔軟で小数も扱うことができる。ただし、bcは標準入力では受け取らずパイプで渡す必要がある。
echo "<オプションと計算式>" | bc
例えば、7/2.2を小数点4桁で計算して、aという変数に渡す場合には、
a=`echo "scale=4; 5/2.2" | bc`
scaleは、小数点以下の桁数を与えるオプションである。オプションの終わりを;(セミコロン)で区切る。