がんになる人の確率は江戸時代には8,000人に1人と言われていました。20年前には10人に1人、現在は約3.5人に1人と驚異的に増えています。毎年46万人の人が新たにがんにかかっています。がんはいつ誰がかかっても不思議ではない病気となり、日本の死亡原因の第1位になっています。
現在のがんの治療法の限界を補填する治療法として免疫細胞治療が注目されています。免疫細胞治療とは、身体の免疫を担う本人の細胞を体外で大量に数を増やしたり、機能を増強あるいは付加した上で体内に戻して行なわれる治療で、副作用のほとんどない先進的ながん治療法です。
がん治療には現在、外科治療(手術)、化学療法(抗がん剤治療)、放射線療法が三大治療法として行なわれています。但し、これでがんを治せるというわけでなく、進行したがんの多くはこれらの治療に抵抗性ですので一つ一つの治療法の特徴を生かしてこれらの治療法を選択し、組み合わせていくことが必要です。
私たちの細胞は、3万から3万5千の遺伝子が入っているといわれ、遺伝子は常に発がん物質の攻撃にさらされています。しかし、私たちの身体には傷つけられた細胞を治すがん抑制遺伝子があり、簡単に正常細胞ががん細胞に変わってしまうわけではないのです。しかし遺伝子を傷つける要因が大量だとがん抑制遺伝子が懸命に頑張っても間に合わずミスが起こりやすくなります。更に喫煙など、長期に攻撃が続くと、がん抑制遺伝子までが破壊され、修復が不可能になり、がん細胞になりやすい土壌を作ってしまいます
- 「良性腫瘍」・・・がんではありません。体の他の部位への転移・再発は無く、生命が脅かされる心配もありません。
- 「悪性腫瘍」・・・がんのことです。その特徴として(1)浸潤、(2)転移、(3)再発の3つがあります。
(1)はがん細胞が周りの組織や器官に浸透して発育し、破壊していくことです。
(2)はがん細胞が血管やリンパ系に入り、体の他の部位に広がり、新しい腫瘍が出来る事です。
(3)は腫瘍を切除した後に再びがんが発現することです。
がんを引き起こす原因の一つとして「がん関連物質」があります。
- 「発がん物質(イニシエイター)」・・・正常な細胞をがん細胞に変化させる物質。
- 「がん促進物質(プロモーター)」・・・発がん物質によりがん化した細胞の増殖を促進する物質。
最終更新:2007年03月01日 19:19