東北関東大震災 4月

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※ 容量オーバーエラーが出たので、3月の情報も一部コチラに持ってきています。

  • 福島第一原発を中心とする半径20kmエリアを警戒区域、20km~30kmを避難指示エリアにすることを検討。※避難の勧告や指示に従わなくても罰則はないが、警戒区域への立ち入りや不退去は処罰される。IAEA(国際原子力機関)は40km以内を立ち入り禁止にすることを、米国は自国民に50マイル(80km)からの退避を勧告。
  • 汚染水を「人工浮島(メガフロート、大型浮体式海洋構造物)」に貯水。静岡市で清水港海づり公園として使用されていたもので、長さ136m、幅46m、高さ3m、内部に1万8000t分の空間がある。当初はタンカーを予定したが、原発沿岸は水深が浅く接岸できない。
  • テクノスーパーライナーを避難所として活用。本来は東京~小笠原間航路向けに建造されたが、燃料費高騰を受け、船会社が受け取りを拒否した。

大口義援金

  • ソフトバンクの孫社長100億円。今後引退するまでに受け取る役員報酬もすべて寄付する。同社では寄付と義捐金には厳格な区別がある。※これとは別に、脱原発推進の財団「自然エネルギー財団」を設立。会社社長ないし法人としてのソフトバンクではなく、個人の立場で少なくとも10億円を拠出。
  • ゴルフの石川遼選手は今季、国内ツアーとメジャー大会で獲得した賞金全額(昨季実績は1億5000万円余)を寄付する。バーディー以上1つにつき10万円をプラス(昨季は国内で341)。総額2億円が目標。※国内開幕戦、東建ホームメイト・カップ(東建多度カントリークラブ名古屋=三重県=3月14日~17日)では最終成績3位で賞金884万円を獲得。バーディーは計16。合計1044万円を寄付した。
  • 大リーグのイチローは所属メネジメント経由で日本赤十字社に1億円を寄付。
  • 楽天の三木谷社長は約10億円、法人としての楽天から3億円。

トモダチ作戦 Opereation "TOMODACHI"(Frendship)

  • 米海軍第七艦隊旗艦ブルーリッジ、ニミッツ級原子力空母ロナルド・レーガン(Ronald Reaga CVN-76)などが仙台沖に。作戦名:トモダチ(Opereation Tomodachi)。空母の甲板に人文字で”はじめまして”。参考:ロナルド・レーガンは原子炉2基で出力194メガワット。食堂は1日1万8000食を調理し続けることができるほか、ベッド63床、医師5人がいる病院、コンビニ、工場などの設備も。乗組員約5600人は小さな町並み。三陸沖にいて、捜索や物資輸送を担当。
  • 八戸沖に強襲揚陸艦エセックスなど。海兵隊が物資輸送に当たる。
  • 八戸港、宮古港などに救難艦セーフガード、揚陸艦トーテュガ。セーフガードはがれきや危険物の除去を、トーテュガは海上自衛隊と連携して港の整備を行う。
  • 厚木基地などから山形空港経由で物資を輸送。
  • 横須賀基地から「はしけ船」2隻に真水約2200tを積んで出港。原発に注入する。横田基地などからポンプ車も派遣。
  • 無人偵察機グローバルホークが原発を上空から撮影。
  • 5月1日までにほぼ終了。仙台の自衛隊との物資の輸送などは続ける。

特例処置

  • 行方不明者について、3か月たてば死亡宣告を出すことを可能にする。通常は1年たたないとできない(海難事故、航空機事故は3か月)。阪神大震災では適用されず。
  • 労災の要件を緩和。阪神大震災の時は早朝であり、500人以下(うち2人は要件を満たさないとして却下)だったが、今回は平日の日中であり、相当数になると想定される。
  •  震災を理由とした赤字、決算報告書などの提出遅れ、監査意見不表明などでもただちに上場廃止にはしないとした。監査意見の不表明や不適正意見は立派な上場廃止理由。安易に「監査意見を差し控える」としないことも求めた。

4月1日

  • 東北新幹線は東京~那須塩原、盛岡~新青森で運転再開済み。一ノ関~盛岡は4月8日頃、那須塩原~福島は4月中旬、福島~一ノ関も4月下旬までに再開予定。
  • 大阪発トワイライトエクスプレス運転再開。札幌発は明日から運転再開。
  • 統一地方選挙について:被害の大きかった宮城県、福島県などは延期。選挙が行われるまでは前任者が務めることになっているので、「議員がいない」などの空白は生じない。当初宮城県の一部が延期対象から外れていたが、知事の「全域が被災地だ」との反論などを受け変更。
  • 千葉県浦安市は10日投票の県議選(同市の定数2)の投開票事務を拒否した。液状化などの被害が大きく、対応できないと主張。延期を求めたが認められず。現職・新人あわせて3人が立候補。投票所入場券を発送しておらず、期日前投票、選挙ポスター掲示板の設置などもしていない。2日、県の選挙管理委員会が地方自治法に基づき是正指示を出した。が、市選管は3日、「効力を有していない」との見解を示し、文書で回答。市長からの通知も含め、「選挙を適正に行うことは不可能である」とも。結局投開票を行わないまま、「当選者なし」で再選挙決定。※是正指示に従わなかったからといって罰則はない。24日投開票の市議選は予定通り実施。
  • 19時49分、秋田県内陸北部でマグニチュード5.0の地震。最大震度5強。
  • 警察庁がまとめた、 時現在の人的被害状況:死者人、行方不明 人。

4月2日

  • JR西日本は今日から日中を中心に減便する。ただし、京阪神エリア(アーバンネットワーク)は11日から実施。路線によっては本数が半分になる。朝夕は一部を除き通常運転。これを理由に旅行を中止する場合の払い戻し手数料は不要。
  • 特急くろしお、スーパーくろしおは全列車6両編成で運転。増結は行わず、臨時くろしおの運転を中止。オーシャンアローに変更はない。
  • こうのとりは全列車4両編成で運転(一部例外あり)。増結は行わず、天橋立までの臨時延長運転(1往復)を中止。
  • やくもは全列車4両編成で運転。増結は行わない。指定席が既に発売されており、4号車の全席と2,3号車の一部は他の席に変更される。
  • 和歌山線は和歌山~粉河間の折り返し運転を休止。このほか夕方の和歌山~粉河間1本も運休し、計11本が運休。和歌山~橋本間、和歌山~五条間では上下各1本が運休。
  • きのくに線は和歌山~御坊間7往復14本(データイム1時間に2往復が1往復に)、御坊~紀伊田辺間3往復6本(データイム1時間に1往復が2時間に1往復に)、紀伊田辺~新宮間で6本(紀伊田辺~新宮、紀伊田辺~周参見、紀伊勝浦~新宮間各1往復)が運休。
  • 和歌山~和歌山市間は9時台から15時台までの全列車、7往復14本が運休。
  • 山陰本線は福知山~豊岡間の上下各2本が運休。
  • 舞鶴線は上下各2本が運休。
  • 北陸本線は上下25本が全区間または一部区間運休。平日のみ金沢~津幡間1往復(電車)、富山~黒部間2往復(ディーゼルカー)の臨時列車を運転。
  • 七尾線は金沢~七尾間で上下7本が運休。
  • 山陽本線は日中の岡山~和気間5往復10本が運休。岡山~三原間では41本が運休、夕方以降の列車もサンライナー17本中16本とその折り返し列車などが運休。三原~岩国間は33本、岩国~下関間は26本が運休。
  • 宇野線は茶屋町~宇野間の4往復8本、瀬戸大橋線は岡山~児島間の3往復6本が運休。マリンライナーは運休しない。
  • 赤穂線は岡山~長船間の6往復12本が運休。
  • 伯備線は岡山~備中高梁間の下り5本、上り6本の11本が運休。岡山発新見行き1本は4両編成(うち2両は備中高梁止まり)が2両編成になる。
  • 福塩線(福山~府中間)は12本が運休。内訳は福山~府中間、福山~万能倉間各3往復。
  • 呉線は三原~広間3往復、広~広島間9往復、呉~広島間5往復の計34本が運休。
  • 可部線は広島~可部間の9往復18本が運休。
  • 宇部線は区間運休を含め18本が運休。
  • 小野田線(居能~小野田、長門本山間)は宇部新川~小野田間4往復、雀田~長門本山間1往復の計10本が運休。
  • 山陰本線米子~西出雲間、伯備線米子~生山間でも編成両数の削減や運転時刻の変更を行う。
  • 井原鉄道も減便を含むダイヤ変更。井原線は非電化だが、JR側に接続する列車がないケースがでてくるため。現時点で「燃料の軽油や部品の確保が困難」などという問題はない。朝夕は変更なし。日中の2本が運休、最大23分の時刻変更、一部区間の運休または延長運転がある。
※部品調達の見通しが立ったため、8日始発から全て通常通りの運転に戻る。減車もしない。臨時列車も予定通り運転される。
  • 警察庁がまとめた、20時現在の人的被害状況:死者1万1938人、行方不明1万5478人。

4月3日

  • 警察庁がまとめた、20時現在の人的被害状況:死者1万2087人、行方不明1万5552人。

4月4日

  • 警察庁がまとめた、20時現在の人的被害状況:死者1万2259人、行方不明1万5315人。

4月5日

  • 東京電力は6日も終日計画停電を実施しないと発表した。これで9日連続。火力発電所の復旧や定期検査の前倒し終了などで供給が増え、一方で需要は減少傾向。5日の実績は供給力3950万kW、需要3450万kW。ただし、天候などの状況によっては実施せざるを得ないケースもありえるとして「計画停電の終了宣言」は出さなかった。
  • 警察庁がまとめた、20時現在の人的被害状況:死者1万2431人、行方不明1万5153人。注)宮城県仙台市、東松島市、山元町、南三陸町と岩手県山田町の行方不明者数を県警が集計できておらず、警察庁のまとめに含まれていないことが明らかに。重複計上されているケースもあり、詳細は調査中という。

4月6日

  • 東京電力は7日、社長が退院し、職務に復帰したと発表。体調を崩し、3月29日に入院していた。6日退院し、7日から出社。この間、社長業務は会長が事実上代行していた。なお、震災直後と退院後に福島県知事に面会を申し込んだが、県側が拒否。

4月7日

  • 23時32分、宮城県沖(深さ40km→8日66kmに修正)でマグニチュード7.4(速報値。8日、7.1に修正)の地震。最大震度6強。これまでに起きた余震の中で最大。山形県と宮城県で計3人が死亡、141人が負傷。うち骨折などの重傷者が17人。
  • 警察庁がまとめた、20時現在の人的被害状況:死者1万2690人、行方不明1万4736人。

4月8日

  • JR東日本は東北新幹線の一ノ関~新青森間を10日まで運休すると発表した。電柱や線路など少なくとも78ヶ所が新たに損傷し、点検の必要があるため。
  • 徳島県は、県内の県営住宅などに入居する東日本大震災の被災者を対象に、フェリー運航会社オーシャントランス(東京)の東京~徳島間の旅客運賃を無料にする。乗船3日前までに県に申し込みが必要。車両運賃は3割引。福島第一原発事故の避難者も対象になる。問い合わせ先は徳島県運輸政策課。
  • 警察庁がまとめた、20時現在の人的被害状況:死者1万2787人、行方不明1万4991人。

4月9日

  • 東京電力は福島第一原発を襲った津波の高さは最大15mだったと発表。同社の想定は5.7m。第二原発に到達した津波は6.5~7m。こちらは敷地がやや高く、被害は比較的少なかった。
  • 警察庁がまとめた、19時現在の人的被害状況:死者1万2915人、行方不明1万4921人。

4月10日

  • 警察庁がまとめた、19時現在の人的被害状況:死者1万3013人、行方不明1万4608人、負傷者4684人(うち重傷121人)。参考)阪神大震災では死者6434人、負傷者約4万3000人(うち重傷1万683人)。

4月11日

  • JR西日本の京阪神エリアも本日から間引き運転開始が予定されていたが、部品確保のメドがたっているため実施されない。※状況次第では4月中旬から朝夕のラッシュ時も減便・減車の可能性があった。
  • オリエンタルランドは東京ディズニーランドを15日に再開する方針を固めた。正式発表は12日に行う。東京電力が計画停電を原則的に実施しないことを表明したこともある。4月15日は東京ディズニーランド開業日(1983年)でもある。営業時間は当面、8時~18時頃(通常は22時)までとし、夜間営業を自粛する。エレクトリカルパレードの使用電力は電池だが、夜間営業自粛のため実施しない。ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーランドホテルも15日に開く。夏場の節電対策は検討中。一部遊戯設備の休止や空調の使用抑制が考えられる。自家発電設備も投入。ディズニーシーも連休前(28日)までには再開したいとしている。ディズニーシーは夜に人気が高いため、午前中は開けず、昼頃~22時の営業を検討。
  • アントノフAnー124、アントノフAnー225”ムリーヤ”来日。世界最大級の70mコンクリートポンプ車などを空輸。ドイツ製で、米国の建設会社から東京電力が購入。現在現場で使用しているのは50m級2台と60m級1台。アームの長さが約70m、放水能力は毎時160立方メートル。70m級は世界に5台しかない。放水のほか、高所からの映像撮影などにも使用。さらに2台を追加する。
  • 福島第一原発から半径20km以内の避難指示に加え、20~30km圏内(現在は屋内退避指示、自主避難エリア)に「計画的避難区域」、「緊急時避難準備区域」を設定。調整中の地域もあるが、一部は30km超。
  • サッカーの南米選手権は一時出場辞退の方針が固まっていたが、開催国のアルゼンチンに翻意を促され出場決定。日本サッカー協会はJリーグに協力を要請。欧州組を中心に編成する方針だが、代表選手抜きでリーグ戦を戦うチームが出てくるためクラブトップにも理解を求める。※天皇杯の日程をずらし、Jリーグ最終節(12月3日)を1月上旬まで延ばす案があるが、この場合12月中旬に日本で開催されるクラブW杯と重なる。開催国枠で出場できるJ1王者を決められない。
  • 警察庁がまとめた、19時現在の人的被害状況:死者1万3130人、行方不明1万3718人。岩手県宮古市の所在確認が進み、同市の不明者が619人減少。避難所にいることを宮古市が確認できなかった人や、市外に避難した人なども不明者としてカウントしていた。岩手県全体でも600人以上減少。

4月12日

  • 8時08分、千葉県沖でマグニチュード6.4の地震。余震とされ、最大震度5弱。
  • 12時20分頃、千葉県などに緊急地震速報発令。
  • 14時07分、福島県内陸部でマグニチュード6.3の地震。余震とされ、最大震度6弱。
  • 男子バレーボールの国際大会、ワールドリーグの1次リーグ6試合は日本国内での開催せず、全て対戦相手国で実施する。福島第一原発事故の影響。
  • 警察庁がまとめた、19時現在の人的被害状況:死者1万3232人、行方不明1万4554人。11日の余震による死者4人、これまで集計に含まれていなかった宮城県南三陸町の不明者632人を含む。

4月13日

  • 仙台空港の民間機利用が再開。ただし、日の出~日没の間に限る。これまでは自衛隊機、米軍機などに限られていた。
  • 10時08分頃、福島県浜通り(深さ約10km)を震源とする地震。マグニチュードは5.8と推定され、茨城県北茨城市で震度5弱。
  • 福島第一原発事故の評価がレベル7(最悪の事故)に。当初はレベル4だった。5から7に。過去にレベル7とされたのはソ連(当時)のチェルノブイリ原発事故のみ。フィリピン政府は在日フィリピン人に対し、福島原発の100km圏外に退避するよう呼びかけた。
  • 警察庁がまとめた、19時現在の人的被害状況:死者1万3392人、行方不明1万5133人。

4月14日

  • 警察庁がまとめた、19時現在の人的被害状況:死者1万3498人、行方不明1万4734人。

4月15日

  • 警察庁がまとめた、19時現在の人的被害状況:死者1万3591人、行方不明1万4497人。

4月16日

  • 11時19分、茨城県南部を震源(深さ約79km=暫定値=)とする地震。マグニチュードは5.9と推定される。茨城県鉾田市で震度5強、宇都宮などで5弱。津波はなかった。気象庁は震源が深いこと、発生場所から、余震ではないとの見解を公表。
  • 警察庁がまとめた、18時現在の人的被害状況:死者1万3705人、行方不明1万4175人。

4月17日

  • 0時56分、新潟県中越地方を震源(深さ約30km)とする地震。マグニチュードは4.8と推定される。新潟県津南で震度5弱。
  • 警察庁がまとめた、18時現在の人的被害状況:死者1万3802人、行方不明1万4129人。

4月18日

  • 警察庁がまとめた、18時現在の人的被害状況:死者1万3895人、行方不明1万3864人。

4月20日

  • 警察庁がまとめた、18時現在の人的被害状況:死者1万4063人、行方不明1万3691人。

4月23日

  • オリエンタルランドは23日から入園料を引き上げる。前回の改定は2006年9月。1デーパスポートは大人5800円が6200円になる。滞在型のチケットや年間パスポートも7%前後引き上げる。なお、営業時間を短縮していた東京ディズニーランドは23日から通常通り22時閉園に戻す。「エレクトリカルパレード」も同日から実施。ディズニーシーは28日営業再開。
  • 警察庁がまとめた、16時現在の人的被害状況:死者1万4238人、行方不明1万2228人。

4月24日

  • 警察庁がまとめた、16時現在の人的被害状況:死者1万4300人、行方不明1万1999人。

4月25日

  • 警察庁がまとめた、16時現在の人的被害状況:死者1万4358人、行方不明1万1889人。

4月26日

  • 仙台空港は29日から夜間も民間機の発着が可能になる。電源は一部しか復旧していないが、仮設照明により7時30分~21時30分の就航が可能。
  • 警察庁がまとめた、16時現在の人的被害状況:死者1万4435人、行方不明1万1601人。

4月27日

  • 警察庁がまとめた、16時現在の人的被害状況:死者1万4517人、行方不明1万1432人。

4月28日

  • 警察庁がまとめた、16時現在の人的被害状況:死者1万4575人、行方不明1万1324人。

4月29日

  • 警察庁がまとめた、16時現在の人的被害状況:死者1万4616人、行方不明1万1111人。

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最終更新:2011年05月20日 18:49
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