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455 :軽音部員♪:2011/04/05(火) 23:49:56 ID:fvmu5aRQ0
新「ドラム、ですか。もう一度言いますけど、私ドラムに限らず演奏未経験ですよ?
  本当にいいんですか?」
梓「勿論。大切なのは気持ちだよ」
憂「でも、教える人居ないね。自助努力で全部やれっていうのも酷じゃないかな」
梓「それもそうだね。あ、心当たりがあるよ」
梓(計画通り、これで律先輩に会えるっ♪)
憂「心当たり?」
梓「OGにね」
梓「と、言うわけで新人の指導お願いしていいですか?
  暇な時でいいんで、部活に来て下さいよ」
律「顧問まださわちゃん?」
梓「ええ」
律「んじゃ、OG指導の融通も利くかー。
  でも、さわちゃんからの許可はそっちで取っといてよ」
梓「分かりました」
梓(ぷぷっやった、また会えるよ。
  こうやって口実作らないと、私ばっかり好きみたいだもんね)
梓(会えたはいいんだけどー)
新「あっは、fishtoneキマりますよねー。
  サイケデリックっていうより、ちょっとゴア寄りって感じですけど」
律「でもそのアジアっぽさが良いよなー」
新「トランスって言えば、アンダーワールドは聞きます?」
律「Rezくらいなら」
新「あっは、それ典型的なニワカー」
律「入江ぇっ」
梓(仲良すぎだよ、あの二人。
  ……まさかあの新人、律先輩に惚れたりしてないよね?
  律先輩は私のなのに……)
新「怒んないで下さいよ」
梓「別に怒ってない」ボソ
新「えっ?ああ、いや。りっちゃんに言ったんですよ。中野先輩じゃなくって」
梓(りっちゃんっ?)ピク
梓「ああそう、じゃあ怒るね。あのね、今部活中なの。
  律先輩は忙しい時間の合間を縫って来てくれてるのに、
  練習に関係無い話しないで。遊びじゃないんだよ?
  入江さんは素人っていう自覚を持って、無駄話せずに練習に励んでよ。
  それと、先輩にちゃん付けなんて言語同断。
  音楽以前に礼儀から教えなきゃいけないのかな?」
梓(そして、先輩の物を盗るのも言語同断。
  その辺も教えるべきなのかな?)


456 :軽音部員♪:2011/04/05(火) 23:51:33 ID:fvmu5aRQ0
新「ご、ごめんなさい」シュン
梓(って、言い過ぎた。律先輩の事になるとタガが外れる癖直さないと。
  今はすぐにフォローしないと)
梓「あのっ」
律「まーそう凹むなよ、入江。にしても梓は相変わらず練習練習の人だなぁ。
  もうちょい肩の力抜こうぜ?
  それとさ、入江ちゃんにりっちゃん呼び頼んだのも私だぜ?
  固いの苦手だし、私だってさわちゃんっつってたし。
  だからその事で入江ちゃん怒んないであげてよ」
梓(私にはそう呼ばせてないのに……)
梓「わっかりました、律先輩がそう言うなら。
  でも練習はちゃんとやって下さいね」
律「へいへい」
新「ほっ」
梓「……」
律「あーずさー。一緒に帰ろうぜ」
梓「一人で帰ります」ぷい
律「ど、どーしたんだよー?何か用事でもある?」
梓「私はありませんが。
  律先輩の方こそ、あの新人と一緒に帰ったらどうですか?
  さっきだってあの子の味方ばっかりしてましたし。
  そんなにお気に入りなら、ずっと一緒に居ればいいのに」
律「な、何だよ。怒っちゃって」
梓「ふんだ」ぷんす
律「あーもー分かったよ。入」
梓「やっぱり一緒に帰ってあげます」
律「何なんだよ……」
梓「ごめんなさい、ちょっと熱くなっちゃいました」
律「いや、いーけどさー。ん?澪達だ」
唯「りっちゃんおっす。どうしたの?何か険悪な雰囲気が二人から」
律「聞いてくれよー。今日さ、かくかくしかじか」
紬「そうだったの」
梓「ちょっと、新人には悪いことしちゃいました。
  明日謝ります」
律「そうだな。梓ももうちょっと冷静に……って澪、何笑ってるんだよ」
澪「いや、二人ともお似合だなって思って」
梓「どういう事ですか?」


457 :軽音部員♪:2011/04/05(火) 23:53:37 ID:fvmu5aRQ0
澪「2年になった時、私と和が親しくなったんだ。
  それで律が妬いちゃって」
律「う……」
梓「律先輩だって、人の事言えないじゃないですか」
唯「あー、あったあった。りっちゃんと澪ちゃんが険悪になった時だね」
紬「似た者同士ねー」
律「分かったよ。私も悪かった。あまり仲良くし過ぎないようにするよ」
梓「構いませんよ、律先輩の交友関係にまで口挟む心算はありませんから。
  ただ……」
梓(元はと言えば、部活の口実でしか誘えない私が悪いよね……。
  勇気出さないと)
律「ただ?」
梓「その、部活以外でも私に会いに来て下さいね?
  そうすれば、部活で新人に指導してても、
  その際にお喋りが過熱して彼女と仲良くなっても、私は安心できますから」
梓(言っちゃった、言っちゃった)///
律「あ、梓がそう言うなら。そうだな、部活以外でも会うよ」
澪「こいつこんな事言って恰好つけてるけど、
  部活の補佐名目で呼ばれる前までは煩かったんだよな。
  梓と会いたいけど、こっちから連絡すると自分ばっかり好」
律「わー、言うな言うな///」
梓「じゃあ、聞きません」
梓(きっと、私と一緒だもんね)
律「ほっ」
梓(意地っ張りな二人、そのままじゃすれ違うばかり。
  だから、私が積極的になってフォローしてあげるんだ)
梓「律先輩、一緒に帰りましょう。ウィークエンドの度に会いましょう。
  私が寂しいですから」
律「あ、梓が寂しいならしょうがないな、会うよ」
梓(それに)
梓「ええ、有難うございます」
梓(意地を張っちゃう律先輩、可愛いから。
  これは新人だって知らない姿だもん。
  私の前だと恰好いい先輩で居たいんだよね、
  だから私は対抗してりっちゃんなんて言わないよ)
梓「律先輩っ」


<FIN>



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最終更新:2011年05月19日 12:44