「こくてつ!」
梓「いよいよ私たちの国鉄も解体間近になりましたね・・・」
律「そうだな・・・鉄道高校の頃が懐かしいな」
梓「思えばあの頃が一番楽しかったですね」
律「澪、ムギは東京へ栄転、唯は音楽隊へ、結局この片田舎に私たち2人が残っただけか・・・」
律「ところで」
梓「はい?」
律「私はもう国鉄を去ろうと思う」
梓「え・・・」
律「私はなんだか知らないけれどこの田舎の駅の駅長としてやってきた」
律「しかし前の国労の争議に加わった以上民営後非常に肩身が狭いのであーる」
律「それにこんな可愛い部下にそれ絡みの迷惑をかけたくないしな」
梓「でも先輩!今の職を失ったら・・・」
律「心配するな!聡に職を探させる!」
梓「最後まで人頼りなんですね・・・」
律「悪かったな・・・まあ実際は北海道にでも行って農業でもやろうかなw」
律「ということで次から梓の上司も変わることになるが仲良くやってけよ」
律「本当は私の座を譲ってやりたいところだがそうれは無理みたいだった」
梓「・・・」
律「なんだよ、もう最後なんだし笑って送ってくれよ」
梓「先輩!残ってください!」
律「梓・・・」
梓「確かにこれから風当たりは余りよくないかもしれません!けれども残ってください!」
梓「私が先輩を必要としているんです!」
律「・・・私だって出来ることなら残りたい。けれども私は残っては駄目なんだ!」
律「何故なら・・・私は梓を絶対に傷つけたくない!」
律「だから許してくれ・・・手紙も送るから・・・」
梓「駄目です!絶対に駄目です!」
律「最後くらい上司の言うことを聞いてくれ!」
律「そして梓もお役目を果たしたらまた逢おう、な?」
律「それまでの辛抱だ、梓も辛いが私も辛い。分かったな?」
梓「分かりました・・・だから」
梓「それまで待っていてください、約束です」
律「約束だ」
――1987年3月31日、国鉄は解体、分割し民営化、現在のJRとなる
その際国労(国鉄労働組合)に加入していたり遵法に参加したものは不採用、または多くが去っていった。これはそんな時代のお話
最終更新:2011年08月28日 21:07