梓「ここが律先輩の部屋。へー。くんくん」
律「匂いを嗅ぐな、恥ずかしいだろ」
梓「芳しい乙女の匂いでいっぱいです!
ん?」
律「どうした?」
梓「この目覚まし時計、可愛いですね」
律「おっ、目の付け所がいいな。気に入って、大事に使ってるんだ。
思い入れも強いし」
梓「へー。これ、何処で買ったんですか?」
律「さぁ?」
梓「憶えてないんですか?そんなに気に入っているのに」
律「いや、そもそも知らないんだよ。かなり前に、澪から貰ったものだし」
梓「……。よく見ると、あまり可愛くありませんね。
いえ、可愛いのかもしれませんけど、律先輩には似合いません。
そうだ!今から新しいの、買いに行きましょう。私が選んでプレゼントしてあげます」
律「へ?いや、いいよ。まだ使えるんだし、勿体ないよ。
それに梓に出費させんのもちょっと、ね」
梓「律?」じと
律「は、はいっ?」
律(こ、怖っ)
梓「行くの。分かった?」
律「は、はいっ」
梓「さ、律先輩に似合うの買いますから、
これはきちんと澪先輩に返しておいて下さいね」
律「へ?いや、でも勿体ないし、澪に失礼だし」
梓「律?」じと
律「わ、分かりました!」
梓「さ、行きますよ。
あ、一人で返しに行くのが嫌なら、そちらにも私が同行しますけど。
そして心行くまで話し合いを」
律「いえ、一人で大丈夫です」
律(私の修羅場センサーがビンビンだ)
梓「そうですか。頑張ってくださいね」
梓(ごめんね、律先輩。私が嫌な女だって分かってる。
でもね、昔の女から貰った物を、未だ大事に使ってるのは許せないんだ。
思い入れが強くて気に入ってるのなら、猶更。ごめんね、律先輩。
でも今は、私との新しい関係なんだから)
最終更新:2011年12月17日 02:50