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483 :軽音部員♪:2012/01/08(日) 14:39:36 ID:agc8UbNQ0
お外は冬の谷間。窓から見えるお空の色は澄んでいて、ろくに動いていない私の身体を浄化してくれているようだ。

私はこの時間が好き。休日だけど、休日だから私と貴女だけで費やすひと時がどうしようもなく贅沢に思えて。
素肌にふれるブランケットの感触にむふむふと包(くる)まれながら、ごろごろしているとドアの開く音がした。

「あずさー。そんな恰好ずっとしてると風邪ひくぞー?」

おそろいのマグカップからあったかそうな湯気が出てる。ココアの匂いを身にまとった、だいすきなひとが帰ってきた。

「私バカですからそれはないですね。律先輩バカですから…」

冗談交じりにそうやって返したら、たちどころに頬を紅くしたあなた。かわいい。

「あぁー…もう。可愛くないやつー。昔と立場逆じゃんかよーこれじゃあ…」

言いながらベッドのすみ、私の頭のすぐ近くに腰を下ろして横髪をなでなでしてくれた。すき。

「あーもしかしたらなんかだるいかもです。のみもののみたいなー…なんて」

わざとらしい口調で、ココアの入ったマグカップをチラッと見る。貴女はすぐに察してくれる。

「お前だんだんぐーたらっぽくなってきたよな。…ったく誰に似たんだか」

セリフとは裏腹、なんだかうれしそう。そして彼女は、んむ…っとココアを含み寝転がっている私の顔に近付いて、


 ちゅ…んむ……ちゅぱっ…ちろちろ…んぐ…んくんく……っぷ…はぁ…ぢゅっ…ちゅるる……


体温越しのココアが身にしみる。喉をこくこくと鳴らし、私に彼女の熱をとりこむ。

「…っはぁ。あず、さ……」

かわいい。

「ね、先輩…3回戦…しません?」

小首をかしげて悪戯な顔でおねだりをする私。


ふにゃっとした顔で応えてくれた先輩はほんとちょろいなぁ、と思いつつ。
そんな顔を見てきゅんとしちゃった私はもっとちょろいなぁ、と自嘲する。


太陽が窓から覗く日曜日の午後。贅沢で甘い空間の中に私たちはずぶずぶと沈み込んでいった。





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最終更新:2012年05月04日 18:22