479 :軽音部員♪:2011/02/13(日) 12:28:57 ID:AFFDO4Dg0
梓「律先輩、チョコ喜んでくれるかな……。
……頑張って作ったもん、喜んでくれるもん。
憂や純だって、美味しいって言ってたもん」
田井中家
梓「来ちゃった……。ん?あれは律先輩……と澪先輩」
律「流石澪。すっげチョコ貰ってんのな」
澪「こんなに食べたら、太っちゃうな」
律「ところがもう1個追加される。ほい友チョコ。
まー、その大量のチョコ群の末席にでも加えといてよ」
澪「筆頭に加えるよ」
律「またまた。あ、ところで澪の友チョコは?」
澪「え?無いよ?」
律「ひっでぇ。まーいーや。ホワイトデーに返してくれよ。
んじゃ」
澪「待てよ律。ほら」
律「ん?チョコ?さっき無いって」
澪「友チョコが無いって意味」
律「それって……」
澪「本命」
律「お、おい。えっと、こういう時って何て言えば」
澪「何も言わなくていいよ。今はチョコだけ受け取ってくれ。
答えはホワイトデーに返してくれ。
……私にも、猶予期間が必要でさ。
ホワイトデーまでは、ただの友達。
そこから先の二人の関係は、お前が決めてくれ」
律「お、おい」
澪「じゃあな」
律「行っちゃった……」
梓「ぐすっ。きっと澪先輩の所に行っちゃうんだ……」
律「ん?あれ梓じゃん。
おーい、梓ー。そんなところで何してんだ?」
梓「あ、いえ。偶々通りかかって……」
律「まーいや。手間が省けた。ほい、友チョコー」
梓「あ、有難うございます」
律「梓も友チョコを私にくれたりしないのー?」
梓「っ。あ、あげませんよ。
帰ります」
律「って待て待て。その手に持ってるのは何だ」
梓「あ、いやこれは……」
梓(渡さないと……カムバック、私っ)
律「唯の家にチョコでも届ける途中だったのか?
だったら悪いな、引き止めちゃって」
梓「ち、違うんですっ。これは……律先輩に……」
律「ほえ?本当に?催促したから唯のを回すって事じゃないよな?
だとしたら、お前にも唯にも悪いよ」
梓「酷いです……私、律先輩の為に作ったのに……」
律「わわっ、泣くな泣くな。いや疑うワケじゃなくってさ。
ほ、ほら、さっきチョコ無いって言ってたじゃん?それで」
梓「私だって、友チョコをあげないって意味です」
律「ん?お前まさかさっきの……」
梓「見てました。私もこれは……本命です」
律「あ、ああ」
梓「私も今はチョコだけでいいです……。
抜け駆けする心算、ありませんから。
答えはホワイトデーにお願いします。それじゃっ」
律「って、梓もチョコだけ渡して行っちゃったよ。
……」
夜の自室
律「唯が言ってたっけな。放課後ティーテイムはいつだって放課後です。
あれはいつまでも変わらぬアフタースクールって意味だよな。
いつまでも心地好い関係をって。
でもそうもいかなくなったな。一ヵ月後には、色々と変わる。
私の決断次第で……」
律「……」
律「私は……」
最終更新:2011年02月14日 18:02