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602 :軽音部員♪:2011/02/19(土) 00:49:57 ID:trclstLQ0
軽音部メンバーで律は料理が上手いし、
梓はそこらへんはっきりしないけど、
受験生の梓を心配して律がしょっちゅう
料理を作りにいってるというのは萌えるな 


609 :軽音部員♪:2011/02/19(土) 06:04:20 ID:e9ruxcbY0
602を参考に


「ただいま」

扉を開けるとすぐお腹を刺激する香りに鼻をくすぐられる。

「お、おかえりー」

律先輩は調理中の手を止めてこちらへ視線を投げた。
かと思うと迎えの挨拶もそこそこにすぐ手元へ目線を戻した。
フライパンの中を気にかけているようだった。

「いい匂いですね」
「今日はりっちゃん特製のハンバーグだぞー。もうすぐ完成だからな」
「何かお手伝いすることありますか?」
「それじゃ箸とかそういうの先に持ってっといて。ああ、あとご飯よそっといて」
「わかりました」

さっそく与えられた仕事に取りかかる。
数回テーブルとキッチンを往復、最後に律先輩がメインディッシュを運んで食事の準備は完了した。

「いただきます」

食事の挨拶をすませ、律先輩特製のハンバーグへ箸を伸ばす。
律先輩はもうすでにその味を楽しんでいた。

「うん、我ながらいい出来だ」

律先輩の感想を耳にしながらハンバーグを口へ持っていく。
それはお世辞抜きで格別な味だった。

「美味しいです」
「それは良かった。そうやって言ってもらえるとこっちも作った甲斐があるよ」

私の言葉に律先輩は満面の笑みを浮かべた。
本当に心から嬉しさを噛みしめているような、そんな笑顔。
見てるこっちまで幸せな気分になってしまう。

「こんなに美味しい食事ができるのも律先輩のおかげです。本当に感謝してます」
「はは、そうやって改めて言われると少し照れるな」
「でも最初は驚きましたよ、たまにご飯作りに行っていいかって言われたときは」
「梓の御両親は不定期な仕事してるって聞いてたし、微力ながら受験生である梓の助けになれればと思ってさ」
「微力なんてものじゃないですよ、本当に助かってます。このお礼はいつかしますから」
「それじゃお礼は来年の二月ごろにしてくれよ」

二月? やけに先ですね。
……あ、そういうことですか。

「わかりました、必ずお礼として吉報が届けられるように頑張ります」

私の宣言に律先輩は柔らかな表情を見せた。
律先輩からの無言の激励、私はしっかり受け止める。

よし、ゴールまで精一杯頑張ろう。
自分のために、そして律先輩のために。


終わり



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最終更新:2011年03月13日 20:02