無過失補償制度

「無過失補償制度」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

無過失補償制度 - (2008/07/20 (日) 11:18:23) の編集履歴(バックアップ)


  • >無過失保障制度、スウェーデンでは成功しているようですが。
    人口900万人、かつ税率が高額なスウェーデンの事例をそのままもってきても、1億3000万弱で高齢者(医療にかかる可能性が高い人々)が多い日本において、同じくらいの税率を課したとしても可能なのでしょうか。詳しく検討した上で取れるべきなら無過失補償制度が良いと思いますが。
  • 出産時の事故に関する無過失補償制度が検討されているようですが、単なる金銭給付だけでは期待するほどの効果はないように思われます。特に遺族には、「医療過誤があったのかも知れないのに、原因究明も何もしないのでは亡くなったあの人(子供)に申し訳ない」という心情があることが多いのです。
  • これは誰がいつ避け得るミスと判断するのか、どうやって判断するのかと言う点で問題が残るのです。私見ですが、原則重大事案(死亡・重い障害)に関しては無過失補償制度を適用する方が良いと思います。そして、避け得るミスと判断するか否かについては後日の判定(第三者調査機関など)を待ち、明らかな重過失と判断される場合に医療者側が補償基金への返還をすると言う方法の方が良いと思います。判定を待つ場合、結局「ことが起こるたびに何年もかけて裁判をしなければ被害にあった人の救済ができないというのは貧しい社会であり、被害者にとって2 重3 重の苦痛である。」と言う状況が変わらなくなってしまうと思います。これではせっかく無過失補償制度を作る意味がありません。
  • 無過失補償制度に関しての私の考え方をまとめますと
    ・無過失補償制度を社会システムに組み込む事は必要であり、必然である
    ・無過失補償制度は医師のためだけでもなく、被害者のためだけでもない。
    社会のためのものであり、国民のためのものである。