◆01. 【カクラム砂漠】
今度は『グイン』の砂漠地方について見ていく。
『ノスフェラス』──
『グイン』の舞台であるキレノア大陸最大の大砂漠。
見渡す限りの曠野であり、中原諸国の支配の及ばぬ無人地帯である。
いわゆるスライムである不定形生物イドや
巨大なサンドワームなど、恐ろしい怪物が棲息し、
人間が足を踏み入れればたちどころに餌食にされてしまう。
ちなみに『グイン』でこれらの生物が登場したのは、
初代『FF』発売の7年も前の事。
いっぽう『ロマサガ』でも巨大なサンドワームや
ゼラチン (スライム)が敵として登場する。
ノスフェラスの奥地には深さ数キロほどもある巨大な穴があり、
その底には太古に宇宙から墜落した星船が埋まっている。
星船の中はスライムで満たされ、
いまだに操縦者である異形の生物らが冬眠している。
ノスフェラスは太古に栄えていたカナン帝国の
帝都があった場所で、帝都は消滅したが、
今でも幽霊が住み着いている。
一方で『ロマサガ』でノスフェラス大砂漠に対応するのは
『カクラム砂漠』であろう。
『ロマサガ』の舞台であるユーエン大陸最大の大砂漠だ。
カクラム砂漠の名前の元ネタは
中国の中国の新疆ウイグル自治区、タリム盆地にある
タクラマカン砂漠だろう。
タラール族の名前の元ネタであるタタール族が住む
ガレサステップの名前の元ネタであるガザフステップの
南西部に広がる死の大砂漠である。
その名は「無限の死」を意味し、これを縮めたタクラムが
カクラム砂漠の名前の元ネタと思われる。
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最終更新:2020年04月19日 23:02