◆05. 【王子ナイトハルト】
ナイトハルトの設定はアルド・ナリスがベースである。
ビジュアルについてはラインハルト・
フォン・ローエングラムをモデルにしたのだろう。
ライントルトとは『グイン・サーガ』刊行年の3年後に刊行開始された、
超人気スペースオペラ『銀河英雄伝説』シリーズに登場する
ローエングラム王朝初代皇帝の名である。
名前もラインハルトとナイトハルトでよく似ている。
ロマサガのキャラデザを担当した小林智美氏は
グイン・サーガのファンであり、応援メッセージつきの
イシュトヴァーンのイラストなどを描いている。
同様に銀英伝のファンでもあり、銀英伝のキャラも描いている。
スクエウェアからキャラ設定のテキストを貰った後、
既に作品も完結して有名になっていた
ラインハルトをモデルにビジュアルを作成した可能性がある。
リメイク版である『ミンサガ』では
ナイトハルトの武器が槍に変更されたが、
これにしても『銀英伝』のビッテンフェルト率いる精鋭部隊
黒色槍騎兵 (シュワルツ・ランツェンレイター) を連想させる。
地名や周辺国との位置関係だけでなく、
支配者の設定も非常に似ている事がわかる。
次章ではパロ王国とローザリア王国で起こる
冒頭イベントについて比較する。
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最終更新:2020年04月20日 00:44