『ぴんぽんぱんぽーん』
「えーと、そろそろ気がついたかな我がゲームの参加者の諸君!!
多分今頃みんなは、なんで自分がこんなところにいるのか疑問に思っていることだと思う。
しかしそんなことを考える必要は無い。
なぜならみんなは我らのゲームのために捧げられるいき、いき……えーと、先生この漢字なんて読むの?」
「こら野比!! 本番中に何をやっとるか!!」
「だってこの原稿漢字が多くて読めないんだもん」
「あー、じゃあ私に貸してみて」
(しばらくマイクにガサゴソと雑音のような音が入る)
「ええと、今回みんなに参加してもらうのは、簡単に言えば『鬼ごっこ』なんだよ。
ただし普通の鬼ごっことはちょっと違うところもあるからよく聞いてね。
まずみんなは『逃走者』としてこのテーマパーク内を逃げ回りながら、それぞれの首についている首輪を外してもらうよ。
その首輪は一見普通の首輪に見えるけど、実は爆弾になってるんだ。
みんながすることは、逃げ回りながらこのテーマパーク内のどこかに隠されているヒントを見つけて首輪を解除すること。
鏡を見てもらえばわかるけど、その首輪の真ん中の部分に赤青黄の三本の導線が露出してるでしょ?
そのうち一本だけを切れば首輪の爆弾は解除される仕組みなの。
もちろん間違った線を切ればその時点で首輪は爆発。アタリの導線は人によって違うから各自で頑張ってヒントを見つけてね。
制限時間は三日。それが過ぎると首輪は自動的に爆発しちゃうからね。
無事首輪を外せれば元の世界に戻して何でも願いを一つ叶えてあげるよ。ただし鬼にタッチされたらその時点で即死。
首輪は爆発しないけどとにかく不思議パワーで即死。
なお鬼役の『ハンター』はみんな黒い帽子かバンダナを被ってるよ。
みんなのために鬼は『スプリンター並みの瞬発力とマラソンランナーの持久力を持つアスリート集団』どころじゃない人たちを集めたよ。
逃走者のみんなには携帯電話が一つ支給される。そう、今みんなのポケットの中に入ってるそれ。
この携帯を通じて確保情報やミッションの指令をこっちから送るよ。
ちなみにマナーモードにして着信音を消したりしたら即首輪爆破だから。
もうこれ以上逃げられないって思ったらその携帯からこっちに掛けてきてくれれば『自首』したことになって、その時点での逃走時間に応じた報酬をあげるよ。
元の世界には戻れないけどね。
ただし一人が自首したらハンターが二人増えるけどね。
あとみんなの部屋にあるバッグの中には時計と地図、そして支給品が何個か入ってる。
逃走中に支給品を使うのは自由だけど、ハンターを殺したりしたら即首輪爆破だから気をつけてね。
続いて禁止行為を説明するよ。
『ハンターを殺す』『会場外に出る』『立ち入り禁止エリアに入る』
以上のことをすると首輪を爆発させちゃうから。
ちなみにハンターに捕まることによって死んだ人でも、他の逃走者にタッチされたら生き返れるよ。
逃走者同士で携帯で連絡を取り合うことも出来るからうまく連携してね。
ちなみにもちろん首輪爆破で死んだ人は二度と生き返れないから気をつけてー。
……ふう。さすがに疲れたから後はのび太くんがやってよ」
「えー、そんなあ……」
「ええい野比!! お前という奴は!!」
「致し方あるまい。ここは拙者が」
(再びマイクの前でドタバタする音)
「あー、最後にこの井尻又兵衛由利から補足説明をしよう。
戦を公平にするため、今お主たちには『能力制限』が掛けられてる。
これは『みっしょん』を一つこなすごとにちょっとずつ解除されていく。
だから『みっしょん』をこなせばこなすほど有利になるというわけだな。この機を逃すな!!
それでは早速戦の開始じゃ!!」
【ゲームスタート】
※各逃走者への制限
【ハクオロ@うたわれるもの】
- 移動速度半減
- 握力半減
- 視力半減
- 食事の消化速度が通常の三倍に
【◆6/WWxs9O1s@書き手】
- 移動速度半減
- 視力半減
- 聴覚半減
- 睡眠禁止
- クルミ投げ禁止
- 三時間おきにポッキーを食べないとそれまでの記憶が消える
他にも誰かいるかも
最終更新:2009年04月19日 17:08