qRv「c92殿」
c92「何か用か?」
ロボロワ国、人材の半数近くが様々な国の書き手で占められているこの国の中で、
この国の繁栄に力を注ぐ者が二人いた。
qRv「実際のところ、どうするんだ? わが国の人材はそのほとんどが他国の者……主力として考えるには……」
c92「まあ、まともに戦ったらあっさり潰れるだろうな、大国どころか小国相手でも」
qRv「何か考えがある言い方だな?」
c92「ウチの強みは各国の武将……まあ、一部だが……との繋がりが強いこと」
qRv「情報戦……?」
c92「惜しいな、さっきも言ったように戦ったらウチは負ける。ならどうするか? 戦わなければいい」
qRv「???」
c92「『繋ぐ』のさ、他国同士の仲介役を引き受けるんだ。いわば便利屋、そんな場所を積極的に滅ぼそうとする国などありはしない」
qRv「だけど、それでは勝てないぞ!?」
c92「勝たなくていい、機を見て他国に取り入り、内から破壊していく……少しずつ、な」
qRv「……っ」
詠うように言葉を紡ぎながら見せたその表情、
微笑んでるようにしか見えないはずのそれを見た瞬間、qRvは何故か悪寒を感じた……
最終更新:2009年04月19日 23:47