ロボロワ共和国編

(BR230/05/phase:08) アニロワ王国
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「貴方には――ロボロワ共和国へ出向いてもらいます」
「はい?」

アニロワ王国の将軍……忘却のウッカリデスは自分の耳を疑った。
つい先日、盟友ネコミミがライダー国へ、そして客将であったカレーボンバーがギャルゲロワ王国へ帰還した。
――世界が動き出そうとしてる。
いくら鈍いと言われるウッカリデスでもその程度には察しがついた。
そしてその予感は当たり、程なくして軍師・ドSに呼ばれ、そして告げられたのだ。

「ドS氏の声が聞こえませんでしたかウッカリデスさん?」
「そんなことはありませんよ孔明さん。いや、しかし……
 なんか不穏当な空気が流れてるのに敵国の隣国に出向とは……いくらなんでも……」
「幸い我が国は人的に恵まれていますからね。
 多少、将兵がいなくなっても戦力的に不安はありません」

ぴしゃりと言い切るマスク・ザ・ドS。
かつて国を救った「九英雄」は殆ど残っていないものの、未だアニロワ王国の人的素材は豊富である。
将軍他、私兵軍団も他国に見劣りすることの無い兵士たちぞろいだ。
だがそれは裏を返せば……

「……つまりそれってその……自分、お払い箱って奴ですか?」
「そ、そういう意味ではないのです!」

孔明があわててフォローする。

「フフフ、その通り。詳しくは話せませんがこれも我が計画のひとつ……!
 すべてはアニロワ国のためなのです……!」

いつも通りの含み笑いを見せるドS。
(といっても仮面越しなので笑っているのは声だけだが)
その返答に大きくため息をつく。元々自分に選択肢など無いのだ、と。

ウッカリデスは元々ある小国の武官であった。
だが圧倒的な武力で責めてきたアニロワ王国のLXに王としての器を感じ、部下と共にこの国へと下ったのだ。
そして一介の武官であった自分を取り立ててくれたドSや孔明には恩義がある。
だからよほど理不尽な――それこそ民間人を虐殺しろとかいう――命令でない限り従おうと決めている。

「……わかりました。その任務、拝命いたします」



(BR230/05/phase:01) ロボロワ共和国
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そしてその命に従い、彼はここにいる。
吹きすさぶ吹雪の中、信頼できる部下達を引き連れて。

「ウッカリ将軍! あれを!」

自身の片腕でもある乱杭歯を持った獣人、“猛将”ヴィラルが指差す先にそれはあった。
白銀の世界にポツリと見える黒い荒野と赤い炎。
渡された資料の通りならば、あれこそがロボロワ共和国の首都【レミリアウー】である。

――ロボロワ共和国の歴史は浅い。
一年前、ここにあったのは国……いや都市ですらなかったのだから。
元々存在していたのは廃棄場。誰が最初に捨てたかは知らないが、鉄くずなどが捨て去られる場所であった。
そこにいるのは鉄くずを集めて日々の糧とする貧困層のみであるはずだった。

だがそこに目をつけた人物が一人いた。
“アニジャ”……出自も何もかもが不明の人物。
だが彼女は圧倒的なカリスマを持って労働者達を纏め上げると、生活環境の改善を開始。
首都“レミリアウー”を工業区・発掘区・行政区・実験区の4つに分割し、
徹底した交通整理とスケジュール調整によって、効率を飛躍的に上昇させた。
さらに豊富な鉱山資源を確保した後、隣国である漫画国と貿易を開始。
更にその手腕を持って優れた職人を誘致し、瞬く間に武器・工業国家としての体裁を整え、
数ヶ月前に満場一致で初代大統領として就任したのだ。

ちなみにロボロワ共和国の語源はここの言葉で『鉄に血と力を(ロ・ヴォローワ)!!』という
労働者達の掛け声が元になっているとかなんとか。

しかし――

「たった一年でこれだけ発展させるなんて……」

故郷からつれてきた左腕的存在である魔将シャマルが呟く。
博識な彼女のことだ。“ゴミ捨て場”時代のこの場所を見たことがあるのだろう。
その成長速度はまさに化物としか言いようがない。
つまり自分達は化物の口に放り込まれようとしている餌なのか?
そんな疑念が頭を過ぎる。だが、

「行くしか……ないんですよねえ」

ウッカリデスはぼやきながら仮面越しに頬をなでた。



(BR230/05/phase:02) ロボロワ共和国
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「これはまぁ……なんというか……」

ウッカリデスは阿呆のように天井を見上げている。
振り返りこそしないものの、背後の部下達も同じような顔で見上げているであろう。
鉄と蒸気に包まれた外観とは対照的に内部は“美しい”の一言であった。

【レミリアウー】の行政区にある大統領府に足を運んだウッカリデスたちは驚愕した。
無骨な建物とは裏腹に内部は常に適温適度が保たれており、快適の一言に尽きる。
またウッカリデスたちを驚かせたのはその内装だ。
中世風のデザインを取り入れた近代建築。
豪奢でありながら清廉さを感じさせるその作りは、一流の職人の集うロボロワ共和国ならではだろう。
黒尽くめの男に先導され案内された場所は“大統領室”とプレートがかかっている。

「大統領閣下……お客人をお連れいたしました!」

マホガニーの扉を開けた先にあったのは白と黒のモノトーンで統一された部屋と
その中央に座る一人の少女だった。
流れるような銀髪と右目を覆う黒い眼帯が兎に角印象的だ。

「ようこそ忘却のウッカリデス様。私がロボロワ共和国大統領……アニジャです」

こんな幼い少女が?
驚愕と僅かな不審が仮面越しに現れたのだろう。
だが相対する少女はにこりと笑う。

「フフフ、実力に年齢は関係ありませんよ?」

それもそうか。そもそも実年齢=実際の年齢などと誰が決めたのか。
それを言うならばあのしたらば孔明も外見は幼い少女そのものじゃないか。
自身の油断を恥じるウッカリデス。

「それでドS氏と孔明氏からのお手紙によりますと“孔明曰く、ウッカリデスをあげるから好きに使え”と」

……もうちょっと捻ってもいいんじゃないだろうか、軍師。
さて、交渉ごとは得意ではないのだが、任された以上やるしかあるまい。
適当な理由を複数個、頭の中にでっち上げる。
が、しかし、

「では、これからよろしくお願いしますねウッカリデスさん」

アニジャは謀略も何もなく、笑顔で受け入れた。
そのあまりのあっさりぶりにウッカリデスたちは拍子抜けしてしまう。



「あのー……我々が言うのもなんですが……いいのですか?」
「? 協力を断る理由が何処にあるのでしょうか?
 戦力が増えるしいい事ではないですか?
 書き……もとい将が増えて喜びこそすれどうして拒みましょう?」

確かにそうだが……。
逆にこうまで無防備だとこっちが警戒してしまう。

「ですが……もし我々が何か企んでたりしたら……」
「何か企んでる人はそう言いませんよ」

反論も笑顔で封殺される。
しかしそこまで言われると何か言い返したくなるのがウッカリデスという男だった。
そして反論を重ねようとして、そこでやっとその場にいた第三者の存在に気付く。

「いいじゃないか――受け入れる、と言っているんだからさ。
 人の厚意はうけとっておくものだぜ」

驚き、振り返った先にいたのは黒髪のオールバックに自分とは違う形の黒い仮面をつけた男。
ウッカリデスは……いや、この大陸にいるならばその男の名を知らぬものはおるまい。
その名は――

「ド……ドットーレ将軍!?」

そこにいたのは漫画国の傭兵将軍。
蔓延る蛮族を蹴散らし、国に平定をもたらした英雄。
戦場において手にした剣一つで敵陣に切り込む勇猛果敢さを見せる男。

「漫画国とロボロワ共和国は密接な関係にある。
 ならそこの傭兵がいたって何ら不思議じゃないだろう?」

普通の傭兵ならそうであるかもしれない。
だがドットーレは違う。
建国時から漫画ロワ国にいた“最古の4人”の一人にして、常に勝利を約束された男。
だがその一方で武力馬鹿と言うわけでなく、政治にも深い造詣を持つ。
時代が時代なら一国の主をやってもおかしく無いほどの大人物だ。
その英雄はこちらの思惑を無視してソファーにゆったりと腰掛ける。

「なぁ、お前もそう思うよな」

そう言って視線を送った先にいたのは一人の青年だった。

「康一君……!」

ヴィラルが呟く。
そう、未だ漫画ロワ国で活躍を続ける綺羅星のごとき将校。

760 名前:パロロワ戦記 ロボロワ編[sage] 投稿日:2008/05/17(土) 04:15:16 ID:???0
さわやかな風貌で人当たりのいいその性格は独立独歩の多い漫画ロワ国になくてはならない存在だと聞いている。

「あ、お気になさらずに。僕たちがここにいるのはちょっとした用事があってのことです。
 いないものとしてお考えください」

その場に爆弾があって落ち着いて話が出来る奴がいるなら是非ともお会いしたいものだが。
何かから逃げるようにアニジャに視線を向ける。

「困りましたね……それで……どうすれば信じていただけるのでしょうか?」

小首をかしげるアニジャ。
こうなったら自分は解決方法を一つしか知らない。

「……ヴィラル、シャマル! “アレ”をここに!」
「「はッ!」」

ヴィラルが取り出したのは鉄の杯。
シャマルが取り出したのはアニロワ銘酒“次元大介”
つまりは、そういうことだった。



(BR230/05/phase:03) ロボロワ共和国 
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「ほー、それが噂の“聖杯問答”とやらか?」

アニロワ王国の将である忘却のウッカリデスは際立って武門や知略に秀でているわけでもない。
むしろ人材豊富なアニロワ国では突出したものが無い彼は、若干影は薄いほうだ。
だがそれなりに知られているエピソードが一つある。それがこの“聖杯問答”である。

かつての自国が敗北した際、ウッカリデスはアニロワの王・LXに対し、問答を持ちかけてきたのだ。
無礼千万であるにもかかわらずLXはそれを許し、その問答を経てウッカリデスは彼らの軍門に下ったと言われている。
かつてのウッカリデスは能力は高くないながらも“忠義”だけは守ったと言う。
だがその問答以来過去を忘れ去ったかのように戸惑いなく元自国の王を討ったという。
故に彼の二つ名は“忘却”のウッカリデス。忠と不忠が混在する背約の忠義を持つ男。

ドットーレは興味深そうに杯を見るとアニジャの隣に席を移動する。

「ドットーレ殿、何を……?」
「楽しそうだから俺も混ぜろよ。それとも俺が杯を受けるのは不服か?」

そんなはずは無い。むしろ望むところだ。
ロボロワの軍門に下ると言うのなら漫画ロワとも轡を並べて闘うことでもあるのだから。
今回並べられたのはロボロワ共和国を象徴するかのような無骨な鉄の器。

761 名前:パロロワ戦記 ロボロワ編[sage] 投稿日:2008/05/17(土) 04:15:49 ID:???0
杯が三つ並べられ、琥珀色のアルコールがなみなみと注がれる。

「私は、ドS氏に言われてここまで来ました。ですがそれ以上は何も言われていません」
「……つまり協力する気は無い、と?」
「場合によっては、ですね。
 例えここで死ぬことになっても、自分を飼いならせないような器の奴の下で働くのはごめんこうむる、という訳です」

真剣な顔――といっても仮面に覆われて見えないが、態度で示そうとする。
無能な王に無能な文官に顎でこき使われたかつての日々……
それにくらべてアニロワ王国に仕えて戦場を駆け抜けた日々の何と充実したことか。

「……あなたの心は分かりました。では、何なりと質問をどうぞ」
「私が聞くのはたった一つだけ。王に必要なものとは何か、ということです」

彼が仕えるに値するかどうか。
大概はコレによる返答できまる。
だがそれに反応したのは目の前の少女ではなく、隣の大男だった。

「……アホかお前は」

こちらを心底馬鹿にした目でみると杯を手に取る。

「そんなのは単純だ。上に立つものに必要なのはたった一つしかない」

きつい酒を一気にあおり、空になった杯を掲げる。

「単純極まりない――力よ!」

そして鉄製の器が粉々に砕け散る。
鉄を砕く――普通に力を込めただけでは如何な化物とはいえ変形させるだけに過ぎない。
だが目の前のこの男は砕いた――おそらくは純粋な力で。
どれだけの武力を持ってすればこれほどの漢たりえるのか……!

(これがドットーレ……これが漫画ロワ国……!)

荒くれ者達を纏め上げるに必要だったのは“力”による畏怖。
トップ不在とはいえ、コレだけの男たちが蠢くならば付け入る隙はあるまい。
戦慄を覚えながらも、思い直す。そう、いま自分が相対すべきはこの男ではない。
目の前の少女に他ならないのだ。
ウッカリデスが見つめる中、アニジャは杯を口に運び、

「――はふぅ」

そして倒れた。

「「「弱ぇええッ!!?」」」



思わず走るトリプル突っ込み。
アニジャは大きく息を吸うと、姿勢を正す。

「す……すみません。アルコールに慣れていないもので……
 ゴホン……さて、人の上に立つのに必要なもの、ですか。
 ――正直、大統領などを勤めさせていただいていますが、わかりません」

ウッカリデスはその返答に軽い失望を受ける。
確かな柱が無いものに自身の身を預ける道理は無い。
だが気付いているのかいないのか『ただ……』と切り出し、話を続ける。

「……ウッカリデス様はここが元々どのような場所だったかご存知ですか?」
「ええ……ゴミ捨て場だったと聞いていますが」
「はい、そこには鉄くずだけじゃなくいろいろなものが捨てられました。
 ……人も、ね。……そして私はその一人だった」

一国のトップの意外な出自。
息を呑むウッカリデスたちを前に独白は続く。

「そんな私がここまで生きてこられたのは何故か?
 それは色々な人に助けられたからに他なりません。
 故に言うなれば“信頼”でしょうか。その信頼のために戦うのです」
 以前漫画ロワ国には支援を受けさせていただいたのでその恩返し、ですよ」

そして悟る。
目の前の少女は王のように率いてきたのではない。
意識的か無意識かは分からないが、誠実に生きてきて、その結果、人と人とを“繋ぎ”会わせてきたのだ。
今まで会った誰とも違う、このあり方は“王”ではない。
だが心惹かれてしまうのは何故だろうか。
その瞳の中に彼の知る傑物たちに勝るとも劣らぬ輝きを見てしまった。

「……あなたのお考え良くわかりました」
「では……!」
「はい……自分の力をお貸しします。どうかこき使ってやってください」

そう言って差し出された手を、小さい手はぎゅっと握り返す。
――こうしてウッカリデスとその部下達はロボロワに客将として迎え入れられた。

「よし、じゃあ当初の予定通り、我が漫画ロワ国との同盟を締結して、GR国に攻め込むとするか!」

当然のことのようにそう告げるドットーレ。
これで自分は裏切り者。アニロワ国の仲間と戦うこともあるだろう。
それはいい。覚悟の上だ。だが、疑問はある。
かつて支援を受けただけならば、武器などを流すという物的支援という形を取ればいいのに
恩義があるとはいえ、多少過剰なような……まぁいい。
そういうことを考えるのは軍師の仕事であり、自分はただの武官に過ぎないのだから。



(BR230/05/phase:04) ロボロワ共和国
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プロペラのついたバイク……水陸両用の敵騎“クルーザー”の横で
同盟成立の報を持って帰国しようとする康一君を引き止めるのは


「あの康一氏……戦争には協力いたしますが……紅蟹公だけは……その……」
「わかっています。無傷で捕らえればいいんですよね?
 大丈夫、エースさんなら分かってくれますよ! それじゃあ私はこれで」

地平線の向こうに消えていく康一氏の後姿を見つめるアニジャ。
だがその瞳はすでに康一君を見てはいない。
彼女の瞳に映るのは遠い昔、離れ離れになった妹の姿。
両腕の中に還ってくるであろうぬくもりを想像しつつ、その幻想にアニジャは自らの身を抱きしめる。

「ああ……これが上手くいけば妹者とずっと一緒にいられる……
 ずっと、ずっと、ぎゅ~☆ってしてあげよう……」

かつて家に捨てられた“少年”は個人的な想いを持って戦争に参加する。
彼/彼女を取り巻く全てを巻き込んで。

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最終更新:2009年04月24日 19:13
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