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**Reanimate/再活性 ◆L62I.UGyuw
陽炎と相馬光子。
二人の毒婦が去って五分。
「やれやれ、ようやく行ったか」
彼女達を慎重に見送ったカントリーマンは、民家の屋根の上から飛び降り、是方昭吾の死体の傍にほとんど無音で着地する。
白髪に白髭を蓄えたしわくちゃの老人の姿からは想像も出来ない身軽さだ。
カントリーマンは、二人が是方を殺害する様子の一部始終を屋根の上から眺めていた。
見たところ彼女達は姦計と色仕掛けを武器にするタイプである。正面から戦って勝てない相手ではないだろう。
しかしだからといって油断は禁物。どんな隠し玉を持っているか知れたものではない。
それにまだまだ先は長いのだ。あの二人は放置して、好きに他の参加者を殺して回らせた方が都合が良い。
どの道――あの程度の連中に殺される奴等が、目下最大の敵を倒す役に立つはずがないのだから。
そう、目下最大の敵。
カントリーマンは頭を抱える。
「クソ! 他はまだしも、あのチャン右頭を殺せだと? 冗談キツいゼ。同名の別人ならいいんだが……」
世の中そんなに甘くはないだろう。
既に破経の呪法は解けているといっても、まともにやり合えば勝機は皆無だ。
とにかくチャンをどうにかする方法を考えなければ、願いもクソもあったものではない。
「まぁ、しかしまずは当面の戦力が要るわな」
口を引き結んで、精液臭い死体を観察する。
厳つい顔が、苦痛と快感の入り混じった恍惚の表情のまま固まっている。
盛り上がった股間に染みが付いている。
「ったく、この早漏ジジイ。挿れてもねぇのに果ててやがる」
外傷はない。
歯茎や眼底からの出血も見られない。
「フン、こりゃ神経毒か。何にせよ、肉体が無傷で残っててくれるのは有難いね」
性交中の毒殺――非力な女性による殺人法としては使い古された手である。
特に射精の瞬間の男は完全に無防備であり、慣れればまず失敗することはない。
路上でなされた例はあまりないだろうが。
さて、と呟いて、カントリーマンは羽根のような形の刃を持つ奇妙なナイフを取り出した。
「死人すらも治療するのが、『医者(ドクター・ライセンス)』を持つ俺の力だ」
ナイフが閃き、是方の死体が一瞬にして切り刻まれる。
更に、目にも留まらぬ手捌きで、血が零れるよりも早く傷口の縫合が完了する。
是方の首輪はいつの間にか外され、カントリーマンの手中に収まっていた。
「こんな人形でも、ないよりゃマシだろ」
数秒の後、是方の喉から唸り声が漏れ、濁った眼が見開かれた。
今やカントリーマンの操り人形と化した老人の死体が、驚異的な力を発揮してアスファルトを破り地面に潜っていく。
その姿が完全に地中へと消えたそのとき、南西から爆音が響いた。
カントリーマンが片眉を吊り上げて振り向く。
【C-4/1日目/深夜】
【カントリーマン@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:健康
[装備]:奇跡の執刀(ハイブリッド・メス)@ブレイブ・ストーリー~新説~
[道具]:基本支給品、不明支給品×1、首輪(是方昭吾)
[思考・状況]
基本行動方針:優勝する。
1:チャンに勝ち得る方策を模索する。
[備考]
※是方昭吾の死体をアンデッドとして従えました。
※陽炎、相馬光子の武器を毒と判断しました。
【奇跡の執刀(ハイブリッド・メス)@ブレイブ・ストーリー~新説~】
カントリーマンの専用武器。非常に鋭利な刃物。
凄まじい速さの外科手術を可能とする。
|[[スイートポイズン]]|投下順|[[修羅の雷]]|
|[[スイートポイズン]]|時系列順|[[修羅の雷]]|
|&color(aqua){GAME START}|カントリーマン|[[]]|
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